今日生徒に言ったこと(41)



 「わからんなんて即答するヤツがあるか!絶対に分かる。考えろ。お前が答え言うまで他の子絶対あてない。」



「 the って普通はどんな品詞につくものですか。」

中2、「比較」の単元の「最上級」の導入のところでの発問。

これに対して、指名した子が「わかりません」と即答したところでのこの言葉。

生徒が「わかりません」と言っているのに、この言葉は厳しすぎると思われるかもしれない。

しかしけっしてそんなことはない。

生徒達はよく「知らないこと」をすぐ「分からない」と言ってしまう。

これはもうクセにまでなっている。

そこを突き破らなければならない。

そのためにはこちらが「火の位」で構えてなければならない。



the book,  the park,  the river...

the のつくフレーズを思い浮かべて、book や park の品詞が何かを考える。

(bookが名詞というのはその子なら答えられると確信している)

それだけのことではあるが、「知らないことは分からない」と思っている子は永遠にできない。

その思い込みを突き崩すには「ショック」が必要だ。

一気に強く揺さぶらなければならない。

だからこそ「火の位」、こちらは一歩も引かないぞという強い気持ちこそが大切なのである。








今日生徒に言ったこと(40)

結局あれやこれや言ってもね、面倒臭いと思ったまま勉強をする人は伸びないよ。

本当に伸びない。

心の在り様というのは君達が思っている以上に「結果」に表れるのよ。


勉強を好きになれという人もいるけれど、そんなのは何かのタイミングがあったときだけ。

好きになれないなんて悩まない方がいいよ。

そんなヤツなんてほとんどいないから。

後から振り返ったときに、「あの頃は楽しかった」という人はたくさんいるだろうけれど、その時に「ああ、勉強って楽しー!」なんていう人はまあいないの。

「面倒臭い」という感情をいかにコントロールして、やれるようになるか。

そう考えて、勉強に取り組む方がずっといい。

「面倒臭い」を脇に置いて、その感情がなかったことのようにする感じというのかな。

ついつい自分の中になる「面倒臭い」を見つめてしまうのよ、君達は。

見つめると大きくなるからね。

やらなきゃいけないことをやるときに、いちいち心を見つめない。

そういう方がいいときもあるの。








今日生徒に言ったこと(39)



「だいたい、人が努力を止めるときの言い訳は一つだよ。

            皆、こう言うんだ。『やっても一緒だ』ってね。」


努力をやりたくないもう一人の君は、勉強をしないことに正当性を持たせようと、こんなことを言います。

でも、「やっても一緒」なんてことはありません。

明日のテストの点数はそんなに変わらないということはあるかもしれません。

しかし、あらゆる機会に「やっても一緒」と、努力を止めた人と、少しでも前へ進もうと、努力を積み重ねた人とでは差がつくのは当たり前です。

「やっても一緒かなあ」と、そういう思いが心をよぎったときは、「やっても一緒なんてこたあない!俺(私)は必ず前へ進む!」と(心の中で)叫び、自分自身と戦ってください。

人はそうして成長するのです。

ちなみに、先生だって、この歳になっても、叫んでいます。

部屋に人がいないときは実際に叫んでいます。

君達も頑張りなさい。






今日生徒に言ったこと(38)



明日、(部活の)大会だな。頑張れよ。





塾で生徒を教えていると、ついつい塾での、その子をイメージしてしまうが、彼らの「フィールド」は塾だけではないのは言うまでもない。

今、私に見せている彼らの表情の奥には、あたかも海に沈む氷山のように、莫大な「思い」が存在することを忘れてはいけない。




今日生徒に言ったこと(37)

今までの点数より10点上げたかったら、どれくらい勉強量を増やすべきだと思う?

みんな1割増しくらいに思ってるだろう?

10点上げたかったら、少なくとも5割増し、本当は倍増しくらいのつもりでやらなきゃ駄目だ。

「コツコツ」だけでは成績を上げるのは難しい。

「飛躍」には「勢い」が必要だ。

「止まっているもの」を動かすとき、一番大変なのは「動き始めるまで」だ。

だから最初に「勢い」をつけなければならない。

「悔しい」とか「ちくしょう」と思った子がそれをきっかけにして成績を伸ばすことが多いのは、そういう感情が「勢い」を生み出しやすいからだと思う。

嫌だ嫌だと腰が引けていたら何もできない。

意を決し、寒中の水の中に飛び込んだ方がうまくいくことが多いんだよ。



今日生徒に言ったこと(36)


勉強ができるようになるためには「徹底的な反復」「正確にやる」「最後までやる」ということが大切です。この三つをやって、勉強ができないということはありません。



昨日は中1の保護者会(保護者、生徒共に出席)だった。

その保護者会での言葉。

私は教育の方法、学習の方法に関しては、新しいものよりも、歴史をくぐり抜けてきた「古いもの」の方に信頼を置いている。

「新しいもの」の中には素晴らしいものもあるが、多くは未検証なものも多い。

そして何より、「新しいもの」の中には、「すぐ伸びる」なんていう、即効性だけが謳われているものも少なくない。

「○○メソッド」とか「○○式」なんていうのがもてはやされる昨今であるが、結局どんな勉強法も、真面目にやり続けなければ成果は出ない。

結局、私が言いたかったのは「近道はない。真面目にやり続けよ」ということである。

勉強がすぐできるようになる、手軽でいい方法がどこかにあるのではないかと思い、心が落ち着かず、すぐに違うものに目移りしたり、中途半端に放りだしてしまっている子は多い。

そして、ちょっとやってすぐ(点数アップなどの)見返りを求めてしまう。

それでは大きく伸びることはできない。

今の生徒達にもっとも必要なことは、「これを徹底的にやって身につけるのだ」という、心の座りと覚悟である。

そういう我々の方針を保護者にも生徒達にも聞いてもらった会だった。





今日生徒に言ったこと(35)

 
「日本語の文末にもマル(句点)をきちんとつけなさい。英文の文末にもピリオドつけるの忘れなくなるから。」




R1000104
GXR A12 

写真は本文とは関係ありません(笑) 

それにしても、半透明のメモパッドいいな。

工夫してるよ。