セミナー終了(5)

今回のセミナーは進学塾SORAのスタッフも全員参加させた。

セミナーの運営に気を配り、講師の私の動きや何か、それこそ私の目の前に置いてあるお茶やミネラルウォーター、おしぼりにまで気を配りつつ、セミナーにも参加していたのである。

最初に「それ」に気付いたのはセミナーを終えての懇親会の場だった。

懇親会で参加された塾の先生方と話すスタッフ連中の表情がいつもの2割り増しくらいで「豊か」なのである。

セミナーに参加された先生方ならばお分かりいただけると思うが、それは今回のセミナーの効用の一つであるべきはずのものであるから、そのように如実に成果が出ていることが嬉しかった。

そしてそれからの職員室、あるいはそれからの授業でもスタッフは2割り増しで活発になっている。

セミナー後に戴いたメールやお手紙、そして参加された先生方が書いておられるブログの中に、意識の「シェイク」が起こっているなと感じられる部分がたくさんあるのだ。


(それなりの自信はありながらも)恐る恐るやってみた今回のセミナーであったが、さらに練り上げ、よいものにしてもっと積極的にやっていこうと思った。

あ〜秋くらいにやりたい。







セミナー終了(4)

人はなかなか変わることができない。

だからセミナーなどで「よい方法」や「うまいやり方」を教わっても、なかなか取り入れることができない場合も少なくない。

取り入れることができない理由をつけたり、無理だとあきらめたり、最初から「やらない人」もいる。

やらないのは怠惰が理由ということは案外少ない。

その人の心に何らかのブロックがかかっている場合の方が圧倒的に多い。

今回のセミナーはそのような「ブロック」が存在することと、「ブロック」を外す方法の解説から始めた。

セミナーは「生徒の動かし方」の前に、「自分自身の動かし方」から始まったのである。

(つづく)




セミナー終了(3)

セミナーに参加してくださった先生方は皆さん品があって、明るくて元気な感じの方が多かった。

開業2年で生徒が150人になったとか、ここ1年半で生徒が3倍くらいになったとか、イケイケドンドンな方も多かった。

今回のセミナーに申し込んだはいいが、始発に乗っても開始時間に間に合わないと、九州から広島まで一睡もせずに車を走らせ、そこから新幹線で来たという、馬力のかたまりのような方もいた。

皆、身銭を切って、自分から積極的に学ぼうとする方々である。

「経営」ではなく、ご自身の塾講師としての力量を上げたいと願う方々である。

しかも数あるセミナーの中で私のセミナーを選ぶというセンスのいい方々である(笑)

勢いのある方々ばかりになるのも頷ける。

物事を肯定的に見つめ、前向きな言葉を口にされる方ばかりだった。

セミナー開始前の名刺交換などの交流の時点で、「もう一万円分くらいの元は取れた」と明るく仰る方がおられた。

人に会うことは大きな学びである。

日本中の、向上しようと願う塾講師が、時間と空間を共にする。

素晴らしいことだ。

私自身があの日集った方々から学ばせていただいた。

本当に素晴らしい一日だった。

(つづく)








セミナー終了(2)

私は今回のセミナーである技術を使った。

セミナーの中でも少し説明したが、それは「人を自分に注目させる」技術である。

以前に私が結婚式の披露宴でスピーチをするとしんと静まりかえるということを書いたが、それは話の内容が半分、この技術が半分なのだ。




セミナーに参加された方は、私が話の途中で水を飲んだとき、やたらと私の動きに注目してしまったということはありませんでしたか?




私は水を飲むとき何回かその技術を使ってみた。

この技術は私があるセミナーで講師の方が使っているのに気付き、おそらくはこうだと「タネ」を見つけた技術である。

だから私の動きに注目された方は多かったはずである。

ではこんな技術が生徒を指導するのに役に立つのか、それが教育なのかという意見もあるだろう。

しかしその技術を知っているということは授業を行なうのに、あるいは生徒を指導するのにマイナスということはない。

生徒の指導はあらゆる技術の複合技である。

意識的に、または無意識に私達は「技術」を駆使している。

その「技術」のストックは多ければ多い方がいい。

それを支える教育の哲学がしっかりしていることが大切なのだと私は思っている。

それさえしっかりしていれば「技術」に溺れることはないのだ。

(つづく)








セミナーを終えて(1)

セミナーが終了した。

受講された先生方はどなたも真剣で熱かった。

話をするというのは「エネルギーをぶつけること」だと私は思っている。

聴き手が熱心に聴いてくださると「エネルギー」は返ってくる。

聴き手が熱心だと「エネルギー」のキャッチボールとなり、全然疲れないどころが「エネルギー」が増えていく感じになる。

昨日のセミナーはまさに話しながら「エネルギー」が増えていく感覚があった。



休憩を除いて4時間半、ずっと喋りっぱなしのセミナー。

参加していただいた方には私の「力量」を見ていただけたと思う。

昨日は緊張していて・・・とか、準備が間に合わなくて・・・なんていうのはない。

昨日、あそこでやったあのセミナーが私の「力量」である。


私は自分自身の「全身全霊」を「公開」した。

セミナーというのは受講者に「生徒役」になっていただいている模擬授業のようなものだ。

だから、ある程度は私の授業の力やスキルといったものを示せたと思う。

現役の塾講師が自分の塾の建物、それこそ教室からトイレまで公開し、自塾で働いている全スタッフを見ていただいて行なうセミナーというのはめったにないだろう。

私がブログで自分自身を飾り、かっこいいことだけを言っていたなら、同業者の方にはそんなのは一発で見抜かれてしまう。

私は今回のセミナーをよいものにするために、全てをさらす覚悟をし、きちんと自分自身を追い詰めることにした。

それが私の「自分の力量を伸ばすための『行動』」であった。



今回のセミナーが参加された方にとって、よいものであったかどうかということに関しては私が語るべきではない。

だから、「あれは私の全力でした」と言っておくに留めたい。


しかし、最後に書いていただいた感想で、セミナーの後の懇親会で、あるいは今日いただいたメールで、何人もの先生が「来てよかった」と仰ってくださった。

「今までのセミナーで一番勉強になった」と仰ってくださった方も少なくない。

「SORAのスタッフを見て驚いた。あんなに手際よく動き、気がきくなんて。何人か自分のスタッフに欲しい」という言葉も頂戴した。

私に恥をかかせるわけにはいかないと、スタッフも昨日は本当に頑張ってくれた。

だからそのような言葉は彼ら彼女らにとって本当に嬉しいものだった。

昨日のセミナーでは私も、そして私のスタッフ達も大きく成長できた。

参加された先生方に成長し、進化していただくためのセミナーなのにこんなことを言うのもなんだが、本当にそう思っている。

参加くださった先生方には本当に感謝である。

(つづく)


セミナー関連(5)

昨日、お申込みが一件ございましたので、6月14日(日)のセミナーは申し込みを締め切らせていただきます。

お申込みありがとうございました。

また、何人もの方から今回は日程の都合がつかず、参加したかったけれど、申し込みができませんでしたという内容のメールを頂戴いたしました。

今後、セミナーが行なう場合には日程の都合に関しても相談をさせていただき、最優先でご案内させていただけたらと考えております。

ありがとうございました。





セミナーのこと(4)

新型インフルエンザの対応で6月14日に授業をしなければならない先生がおられ、キャンセルが出ています。(兵庫、大阪、京都など学校が休校になった地域の塾の方は大変ですね。頑張ってください。)

少しだけ「空き」が出ましたので、あと1名だけお申込みをお受けして、締め切ることにいたしました。

お申込みがなくても6月8日くらいで締め切ることにいたします。

どうぞお申込みくださいませ。

よろしくお願いいたします。

以下メモ

※「教室長」の方が何名か参加しておられますので、「講師の研修方法」についても時間を作らないといけないなと考えております。

※「個別指導」の先生の申し込みもいただいております。今のところ私の考える個別指導の指導法についても話したいと思っています。

※「しょぼい先生」は何故いつまでもしょぼいのか?いままでの数多くの塾で行なわれてきた「研修」は「しょぼい先生」を成長させることができたか?そこから脱するためには何からしなければならないのか?

※「ほとんどの人が気づいていない、「凄い先生」が必ず持っているものとは?」

※「まずこれをやってください。明日から色んなことがコロッと変わっていきますから。」

(参加される先生方へ。いろいろ進めております。ぜひご期待ください。)