息子の運動会

 例年だとそうでもないのに、この9月は新入塾生がやたらと多くて、なんやかんやとバタバタした。ブログの更新もなかなかできずじまい。

息子の運動会もあったが、自分の住んでいる市に校舎もできたし、ましてや息子と同じ学校の子もSORAに通ってくれているので、毎年アップしていた写真もなかなかアップできない(笑)


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Nikon D700



とはいうものの、それでもアップしてみる(笑)例年、ダンスに関しては振り付けもあやふやにしか覚えておらず、いいかげんなところもあったが、今年はダンスの曲や振り付けが彼の美学を刺激したのか、ずいぶんと熱心に踊っていた。

ちょいと鉢巻の巻き方を他の男の子と変えてみたり、母親にハッピのアイロンをきかせてパリッとさせてくれとリクエストするなど、彼なりのかっこよさの追求みたいなものがあったようだ。鉢巻はねじりを少なくして結び目の余りを少しサイドに垂らしていた。洒落ているといえば、洒落ているといえなくもなかったが、どうも何かに似ている。途中で気が付いた。「床に臥せっている殿様」みたいだったのだ(笑)

まあともあれ、昨年に比べると、リズム感もよくなっていたし、ダイナミックに体を動かせていたように思う。何より踊っているときの顔が真剣だったのがよかった。

昨年も書いたが、息子の小学校は上級生がいろんな係をして、キビキビと動いているのがとても気持ちいい。先生方の日頃の指導の賜物であろう。普段の指導はこういうイベントのときに必ず出る。普段子供たちに身につけさせたいことは必ず形になって表れるものなのだ。今年も子供たちの動きは素晴らしかった。

また、6年生のバトンパスは中学生のそれよりもずっと素晴らしかったと思う。よほど練習しないと小学生でこのバトンパスはなかなかできないだろう。渡す方は的確に次の走者にパスしようとしているし、パスされる方はいっさいランナーの方を見ていない。完璧である。

ちなみにこの写真、バトンを渡している子が塾生の子で、いい写真を撮っておいてあげようとシャッターを切ったのであるが、できることなら、切り取らずに見ていただきたいくらい躍動感のある写真なのである。受け取る女の子もこの切り取った写真では止まっているように見えるが、この子も走りながらバトンを受け取っている。私はこのシーン、涙が出そうになるほど感動した。先生方のご指導に深く敬意を表したい。


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全体的に素晴らしかった運動会だったが、ひとつ気になったのは「ラジオ体操」である。運動会の最初のプログラムといえば、「ラジオ体操」だが、第二の運動のとき、子供達は全員ベタ足のままで腕を振っていた。第二の運動のとき、かかとを地面につけてよいのは「イチ・ニ・サン・シ」のニとサンの一瞬だけである。後はずっとかかとは上げていないといけない。文句を言うつもりではないのだが、かかとが上がってないので躍動感がなく、係の動きやダンス、バトンパスに比べると見劣りがしたのがちょっと残念だったということ。(こんなところを見ているのは私だけだろうけれど。)

細部を徹底的に指導すると、全体がよくなる。「基本」を大切にし、こういう細部にこだわることは子供を伸ばす上で大切なことだ。世の多くの運動会が「ラジオ体操」から始まるのはきっと意味のあることにちがいない。限られた時間の中で、あれだけのことができているのだから、ぜいたくなリクエストではあろうが、来年は見事なラジオ体操を見せてもらいたいと心密かに願っている。










猿沢池アゲイン

 昨日は絶好のバイク日和だったにもかかわらず、朝から再び猿沢池へ亀を見に行く。



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Nikon D700  SIGMA 50mm/f1.4 EX DG HSM





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Nikon D700  SIGMA 50mm/f1.4 EX DG HSM


せっかくなので一眼レフを持っていく。

ニコンで気に入った色目を出すセッティングをようやく見つけることができたため、最近は一眼レフを持ち出すことも多くなった。

このセッティングだと空の青がキレイ。



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Nikon D700  SIGMA 50mm/f1.4 EX DG HSM



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Nikon D700  SIGMA 50mm/f1.4 EX DG HSM



おい、ちょっと待て!




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Nikon D700  SIGMA 50mm/f1.4 EX DG HSM


お前はスッポンではないか!

スッポンまでいるのか。



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Nikon D700  SIGMA 50mm/f1.4 EX DG HSM


「おう、こうやって頭下げとんねんから、はよなんかくれや(怒)」



この鹿、私達が亀のエサをやっているのを見て、何かもらえるのかも、と寄ってきて、さかんにおじぎをするのだが、そのたびに背中に角が当たってこれがまたけっこう痛かった。

このあたりを縄張りにしている鹿らしく、街中にいるので、角切りの捕獲を逃れ続けている模様。

バイクには乗れなかったがまあ楽しかったし、息子も喜んでいた。

例によって安くついた(笑)し。




家族サービスをしたつもり

 どうも最近は塾のことと、生徒のことばかりで、家族サービスなどというものがロクにできていない。

息子も習い事や何かがあって、そう暇でもなさそうなので、目立ってはいないものの、お盆というのに家族での外出一つもなしというのもどうかと思っていたら、息子が亀が見たいと言う。

息子は今、学校帰りに拾ってきた亀を飼っていて、亀のことを調べたりするのに夢中になっているのだ。

それなら、ということで猿沢池に連れて行ってやった。



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SIGMA DP2X


家に帰ってから調べてみたら、猿沢池の亀のことについてブログや何かで書いている人が山ほどいた。

どうやら「亀の聖地」らしい。

ほとんどがミドリガメで、日本の種である、イシガメやクサガメはほとんどいなかった。

「あ〜あ、ほとんどが外来種じゃないか」と嘆いている観光客の声も横から聞こえてきたりした。

ところで猿沢池自然の池ではなく、人工池らしい。

それも1300年前に作られた(笑)

凄いね。



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SIGMA DP2X  


息子はえらく楽しみにしていたらしく、朝からかばんの中には、息子が生まれた頃に買った、私のお下がりのデジカメと、亀のエサや何かが入っていた。



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SIGMA DP2X


息子が持参の亀エサを与えると、寄ってくるわ寄ってくるわ(笑)

隣にいた外国人観光客が「俺、こんなぎょうさんの亀見たことないわ」と(英語で)言っていた(笑)

私は子供の頃、この界隈は庭みたいなもんだったので、見慣れているけれど。(SORA八木校の裏の川にもびっくりするほどいるし)



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SIGMA DP2X



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SIGMA DP2X


結局、亀を見た後、東向商店街で甘いものを食べ、もう一回亀を見て帰った。

せっかくなら「おしゃべりな亀」(そういう店がある)にでも行こうかと思ったが、えらく混んでいたので向かいにあるお店に入ったのだった。

息子は、楽しかったと、えらくご満悦で、また行きたいと言う。

クルマの駐車代を入れても、3,000円しなかった「おでかけ」に、やたらと喜んでいる息子がちょっと不憫だったが、ま、本人が喜んでいるので、これはこれで価値のある「おでかけ」だったのだということにしておこう。


夜は、合宿で昼食に出たカレーがシンプルでやたらと美味しかったので、家でそういうカレーを作ってみた。(これもまた家族サービスのつもり。肉をはりこんだのがポイント。)



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GR DIGITAL4


じゃがいもは、この間、保護者の方から頂戴したものを使った。

美味かった。

裏に書いてあるレシピ通りに作ると美味いと初めて知った。

わかったふりをして、色々足したりするのはよくないらしい。

え、よそい方が汚い?

すみませんね、早く食べたかったもので(笑)





斉藤さん

 ちょっと懐かしくなってこの間から吉田戦車の「伝染るんです」をアマゾンで何冊か購入して読んでいたら、息子がそれを手に取り読み始めてえらく気に入ってしまった。



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GR DIGITAL4


さっき、カリカリ何か描いていると思ったら、息子は「斉藤さん」を描いていた。

変に上手いのが笑える。



ちなみに吉田戦車は今も面白い。

昔のだけでなく、近年のものも買い漁って読んでいる。

















運動会

 早起きして息子の運動会に行ってきた。


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Nikon D700



今日の運動会、見ていてとても気持ちがよかった。

子供達が実にきびきびと動いていて、特に運営の仕事を一所懸命こなしていた高学年の動きがよかった。

こういうのは普段の鍛えがないとなかなかできない。

先生方の指導のたまものであろうと思う。

下の学年の世話や学校行事の仕事など、気をきかせたり、目配せしていないとできないような仕事をやらせるのはとても大切なことだと思う。

上の写真で息子は麦わら帽子をかぶり、バケツと虫あみを持っているが、走者毎にこれらのアイテムを急いで用意し並べているのは上級生なのだ。

(最近は足の速さだけで順位が決まってしまわないよう、色々障害をつけたり、仮装競争にしたりすることが多い。)

よほど機敏に動かないとテンポよく進めることができない。

運動会は普段に指導がモロに出るのだ。


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Nikon D700 Cropped



昨年息子は「表現(ダンス)」でろくすっぽ振付も覚えず、やる気の無い感じだったが、今年は一曲目は気合が入っていた。

気合が入りすぎて、踊りが走っていた。

二曲目はあんまりやる気がなかったようだ。

それでも昨年よりは成長していたのでよしとしたい。




子どもの美しさ

 息子が『動物愛護の絵コンクール』というので賞をもらい、その表彰式があるというので、うだアニマルパークというところに行ってきた。

受賞の話を聞いたとき、あんな下手な素朴な絵で果たして賞がもらえるものかとたいそう驚いた。

ははん、これはきっと応募数がかなり少なくて、息子の受賞は苦し紛れのものだろうなんて思っていたら、当日会場で応募総数が5000以上だったと聞いて、再び驚いた。


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GR Digital3  素朴な絵と記念写真。


会場へ行って、他の受賞作品を見ていると、素晴らしい作品ばかり。

案の定、息子が一番下手くそだった(笑)



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これなんて小1の子の作品。

なかなかの芸術。


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これは息子と同い年の子の作品。

レベル違いすぎ。


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本の挿絵にしてもそのままいけそう。

馬と少女が見つめあっているのがニクイ。


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低学年金賞の作品。

躍動感があるが、おそらくこれは「酒井式」という絵画指導法の下、描かれた絵だと思う。

おそらく上のヤギに餌を上げている少女の絵も「酒井式」もしくはそれを下敷きにした指導を受けて描かれた絵だと思われる。

「酒井式」には好き嫌いがきっとあることだろうが、躍動感のある絵が描けるという点でとてもよいと思う。


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この猫の絵は私のこの日一番のお気に入り。

色彩の統一感が凄い。

写真に撮るとき、この色合いを写し取るのにずいぶん気を使った。

ヒゲと口元がしっかりと入念に描かれている。

描いた子は猫の魅力がよく分かっている(笑)




さて、このような力作揃いの中、なぜ息子の拙い絵が、銅賞とはいえ、なぜ受賞することができたのだろうかとずっと考えていた。

何せ、息子が担任の先生に「賞とれるかな」ときいたときに、「こんな絵で絶対無理!」と言われた作品である。

このコンクールは「動物愛護の絵コンクール」であった。

息子は飼い犬と一緒に花火を見ている絵を描いた。

この絵の中で、息子は大好きな犬とこの夏の思い出を分かち合っている。

大切なものを大切な人(犬も)と分かち合いたいと思うのは人の自然な感情である。

犬を大切に思う気持ちを息子はそのように表現した。

受賞理由はこの一点に尽きるだろう。

(そういえば息子は家内が色々アドバイスはしてみたものの、犬と一緒に花火を見ている絵を描くということに関しては頑として譲らなかった。)


子どもの美しさは二通りある。

鍛えられた美しさと素の美しさである。

私のような仕事をしていると、つい鍛えられた美しさの方に目が向きがちになるが、素の美しさを見ることを忘れてはいけない。

表彰式の間そんなことを考えていた。















男の子に磨きをかける

 最近の息子。


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Nikon D700       今年の誕生日、ケーキを前に。




先日のこと。

息子とキャッチボールをしていたら、私の投げたボールを鼻にぶつけて、彼は大量の鼻血を出した。

どこまでキツいのがとれるかなと、私もけっこうな球を投げていたて、その球をグラブに一度も当てることなくぶつけたので、それは大変なことになった。

こんな鼻血みたことないわというくらい出た。

ポタポタ、ではなく、ツーッと出た。

ぶつけた瞬間、鼻を押さえて一瞬の沈黙の後、ヒンヒンヒンと声を出して泣きそうになったので、「泣くな!」と一喝。

泣いたら、涙が鼻に回って、鼻血が止まらなくなるからだ。

「家に帰ったら、お母さんに見つからないように顔を洗うぞ。お母さん、心配するからな。」

そう言い聞かせ、鼻血ダラダラの息子と二人、グローブとボールを持って家まで歩いた。

気がついたら、私は息子と手をつないで歩いていた。

あの血を見て、彼はよく泣かずに済ませたものだ。

よく頑張った。

いろいろ経験しながら、男の子は「男の子」に磨きをかけていく。




ちなみに一年前の誕生日の写真。

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GXR

同じジャージだ(笑)

一年で、すっかり少年になってしまった。

年齢も上がってきたので、そろそろ息子をブログに載せるのは仕舞いかな。




(病院へ行き、鼻は何ともないことを確認しました。)