2017.04.15につぶやいたこと

08:25
「分解して考えてみる」というのは理解するためにとても大切なことだが、勉強のできない子の中にはこの発想がなかなか持てない子が多い。
08:25
たとえば英作文のテストで I have been sick since last week. という文が書けているのに since の意味を確認すると答えられなかったりということがある。
08:26
「私は先週からずっと病気です。」という日本語に対して I have been sick since last week. という英文を丸暗記しているような状態。これを「勉強の仕方が分かってない」とか「まったく意味がない」と嘆く先生は少なくない。
08:29
しかし程度の差はあれ、そんな傾向を持つ子は山ほどおり、そしてそんなことは当たり前のことであって嘆くようなことではない。問題はそれをどう導くか。また「丸覚えしても無意味」と指摘するだけのことを指導なんて考えてはいけない。
08:31
現象を嘆くだけ、あるいは「丸覚えしても無意味」とそのまま言うだけで終わりにせず、「分解して考えることが苦手」と、せめて一歩踏み込んで考察し、手当てを考え、指導の形にしていくことが大切。
09:00
教育について学び、授業について学び、良い授業作り実践していくことは大切なことである。しかし授業で伸ばせる範囲なんてたかが知れてるのである。
09:01
「授業で伸ばせる範囲なんてたかが知れてる」なんて言うと「そんなことを言うヤツにロクな授業はできない」とどこかで言われそうなので、先に言っておくと私に言わせれば「授業だけで生徒を伸ばそうとしている先生などたかが知れてる」のである。
09:07
「授業天狗」な先生って、自分の授業で生徒が自分の思う通りにならなかったり、力をつけられなかったりしたら、口では生徒の多様性とか可能性とか言ってたとしても、結構その生徒たちのこと否定したりするんですよ。
11:26
「私は先週からずっと病気です。」 「先週から」のところだけ英語にしてみて下さい。 こう問うことで分解して考えられない子の補助になる。そこだけ英語にさせると from last week と書く子もいるかもしれない。書かずともそれが頭に浮かぶ子もいるかもしれない。
11:37
こういうことを授業の中で繰り返し行う。それは「授業で伸ばす」ということなのだが、こういうことを地道に繰り返す行為はある意味「授業の中でできることなんてたかがしれてる」という思いから生まれるような気がしないでもない。極めて個人的な意見で共感は得られなさそうだけども。
1