高校生専門SORAJUKU

自分達が教えてきた子が大学入試でも目標を達成できるようにと始めた高2の指導も2年目になり、つまりは彼らもいよいよ高3になった。

ブログには料理を作ったりしている写真しか載せていなかったりするが、この一年は「公立高校に通う生徒が大学受験で勝てる方法」について語り続けた一年だったと言える。

「公立高校で部活をやってたら、週に3回も塾へ行ってたら大学受験の勉強できないでしょ」ここがスタート地点であり、「ああもう大学受験だから塾へ通わなきゃ」これがそもそも間違いだと説くところから彼らの指導を始めた。大学受験は、覚え、身につけなければならないことが山ほどある。「教えてもらう」だけではどうにもならない。まずは頭に叩き込まなければならないことをさっさと叩き込んでいくよう指示していった。

頑張らせてきた成果は、あちこちに少しずつ出始めているが、中学生と違い、高校生の成績を上げるのは至難の業だ。ゆっくり少しずつしか変わっていかない。辛抱しながらやっていくしかない。成果が出始めるのはむしろこれからだろう。辛抱のきかない子は大学受験では成果を出していくのが難しい。語り続けるということは、そういう辛抱をしなければならない彼らを支えるということでもある。量が少ないならもっとやれと言い、やり方が正しくなければ軌道修正をし、マンネリ化しているときは刺激を与え、腹が減っていれば飯を食わせてきた。それが私の役割だ。

成果はゆっくりと少しずつ、と言ったが、もちろん大きな成果も出ている。先月、生徒の一人が、畝傍高校の新学期最初の模擬試験(業者作成センター形式)で、英語学年一位を取った。畝傍高校で英語一位を取るのは至難の業である。学年には帰国子女の子が何人かに加え、一年海外に留学していた生徒などもいると聞いている。その中で一位なのだ。

本人も嬉しかったろうが、こちらとしても嬉しい。そういう子が出てくると、「ああ私達のやっていることは間違ってないのだな」と、こちらの指導への信も高まるからだ。何せ他所の塾と勉強へのアプローチが大きく違う上、大学受験生を指導するのが初めてである。彼らが不安を感じることだってあるかもしれない。この時期にこういう子が出てくれるのは、今後の指導を考えるとありがたい。何と言っても「一年で畝傍高校英語一位まで引っ張り上げた指導」なのだ(笑)

大小様々な塾が八木駅前にはあり、畝傍高校の生徒も数多く通っている。その中で一位である。痛快の一言につきる。そういった面「でも」嬉しい。断っておくが、この子は別に元々べらぼうに成績がいいとか、そういう生徒ではない。むしろ英語が難しくなってきたと、英語が下がり気味だったくらいである。それを一年でここまで持ってきたのだ。もちろん毎回一位なんてまだまだ無理。しかし一回でも一位を取れるくらいの実力はついてきたということだ。

巷の高校生の自習室はしゃべっている子や、スマホをいじっている子がいたり、音楽を聴きながら勉強している子がいたりと、緊張感が保たれていないところも多いと聞いている。三階の彼らの部屋はいい緊張感が保たれた空間になっていると思う。「場」を作ることは「分かりやすく教えること」よりもはるかに大切なことだ。しかもそれは指導者だけではできない。生徒達自身の自覚も必要だ。その意味では彼らは真面目に「場」を作ったと言える。私が見たところ、この部屋に通う頻度が高い子ほど力が安定してきたように見える。先の英語一位の子もその一人である。

どこの塾よりも緊張感と凄みのある勉強集団を作りたい。その意味ではまだまだ彼らは発展途上だ。イライラしたり腹の立つことも多い。(今日も仏頂面をしている。)どこまで夏までに彼らを鍛えることができるか。勝負の半分はそこで決まる、それくらいの気持ちで彼らと向き合っていきたい。

追記:私の塾は『進学塾SORA』だが、高校生の集団を『SORAJUKU』と呼ぶことにしようかな、なんて考えている。





 
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