けっしてバイクの話ではない

BMW K1300シリーズは通常のバイクと違い、フロントフォークにテレスコピックサスペンションを採用していないため、コーナー進入時にフロントブレーキをかけてもサスペンションが縮まない。そのためテレスコピックサスペンションのバイクから乗り換えた場合にそこが大きな違和感となるのだが、一方で車体の姿勢変化が少ないため、どのような体勢からでも車体を曲げることができる。そういうK1300の特性が理解できると、扱いにくいと感じた車体が自分の意のままに扱えるフレンドリーなものになるのである。

また、K1300シリーズは直列四気筒のエンジンを前傾して搭載しているため、通常のマルチエンジンのバイクよりも重心が格段に低い。独自のテレレバーシステムサスは、この低重心を実現するためにも不可欠であったとも言える。(通常のサスシステムではこれほどまでに前傾してエンジンを搭載することは不可能だからだ。)


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バイク好きでない方は上記の文章を一読して、内容をすっと頭に入れ、理解することができるだろうか。バイク好きな方でもBMWのバイクに詳しくない方だと少し理解しにくいかもしれない。
上記の文章は「テレスコピックサスペンション」の意味や、なぜフロントブレーキをかけたときにフロントサスペンションが沈まないと違和感になるのかということ、なぜフロントエンジンを前傾させると重心が下がるのか、ということが分かっていないと、文章の内容を理解することは難しい。

文章というのは「語彙」と、読み手に期待された「共通認識」の上に成り立っているので、それらが足りない分だけ、文章を理解することはできなくなる。いくら解法のテクニックを学んでも「語彙」と読み手に期待されている「共通認識」を持てていない状態ではなかなか点数は上がっていかない。たくさんの文章を読み、様々な「語彙」や、前提とされた「共通認識」を大量に体の中にくぐらせないと「読む力」はつかないのである。

 


 
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