欠席は原則認めません

私の塾では原則として欠席が禁止である。

それゆえ、我が塾では欠席が非常に少ない。全員出席が当たり前で、いつもの席が誰かの欠席で空いてしまうと何だか変な感じがしてしまうくらいである。それくらい欠席が少ない。(少し前の季節をずれ込んでのインフルエンザのときは少し欠席があったけれど)

病気その他の体調のことや、どうしても事情のあるときは欠席も仕方がないということは保護者にも生徒達にも伝えているが、それでも欠席の連絡が入るとき、電話をかけてこられる保護者の方は大変恐縮されていて、そういう様子にこちらこそが恐縮してしまう。恐縮している人と恐縮している人が電話で話していてちょっと可笑しい(笑)

おそらくそんな塾は近辺でウチだけだろう。欠席を許さないなんていう「厳しい塾」の評判が立ってしまうと生徒もその親もその塾を敬遠してしまい、生徒が集まらないからだ。うからだ。そういう不利がありながらも私は「欠席禁止」を掲げている。

預かった生徒達の成績を絶対に伸ばすという視点でものを考えるならば、「欠席をしない」というのは、成績を伸ばす絶対条件の一番初めにくる項目であると私は考えている。

私が日々敬意を払ってブログを読ませていただいているロカビリー先生もこう仰っている。

このブログの最後の部分を引用させていただく。

例えば、今日、中3のある部活が最後の試合を終え
「打ち上げを」実施するから塾を休むという連絡を受けた

俺は部活で頑張った生徒の気持ちもわかるので
打ち上げの参加はもちろん認めた

だが「欠席」は認めなかった

10時ぐらいまでは塾は授業をやっている
もしも、宴がその前にお開きになったら
たとえ最後の30分でも、10分でもいいから
塾へ来る姿勢が欲しいと伝えた

だが結局、その2人の生徒は来なかった
もしかしたら、10時過ぎまで打ち上げが終わらなかったのかもしれない
それならもう仕方ない

ただ、もし、それより早く終わったのに
「今日は塾に行く気分ではない」のような理由で来なかったのなら
非常に残念である

最後の数分でもいいから
中3クラスのこの雰囲気の中にいて欲しかった
来る姿勢を見せて欲しかった

こういう状況の時ほど
意識が継続され、意識が積み上げられた実績は大きいと思うんだ

「目標から目をそらしていない」ことを証明できる

継続や積み上げは地味であり、単調でもある
派手さもないから軽視されやすい
やらなくても他人に迷惑をかけるわけでなければ
罪悪感なんてものもない

だからこそ難しく、それを体得した人間は意外に少ないのだろう

明日、中3の2人にはこの話を個別にするつもりだ


こういうことは、いわゆる「行」や「修業」に近い。目的は「成績向上」ではなく、「意識改革」なのである。自分の意識をさらに高いレベルに変換するために行うことである。その子の「成績」はその子の勉強その他の「行動」がもたらしたものである。そしてその「行動」はその子の「価値観」が作り出したものである。

昨日の価値観のままで今日を生きるならば「前進」はない。定期試験で350点を取る人は「350点程度のふるまい」しか普段できていないのである。それを変換し、高みへ上ろうとするならば、自分の今の価値観を捨てなければならない。

「え〜、打ち上げ終わってから、塾へ行かなあかんの、そんなん無駄やん」

それが、それを言う子の今の価値観で、それを一度否定するところからしか、新しい価値観を得られることはない。

「え〜、一回やった問題、こんなん繰り返しても一緒やん」

そう言っているうちは400点は取れない。いくら勉強時間を増やしても、行動はその人の「価値観(基準)」で決まり、早くから勉強させても、結局最後の方でもたもたし、同じくらいのところ(350点)で落ち着いてしまうものだ。

成績向上への一番の近道は「意識改革」である。一番「根」の部分が変化しなければ成績も変わらない。「上手い勉強のやり方」を教えても、意識が低ければそれを受け止められないのである。

だから素晴らしい塾の先生は、様々なやり方で生徒の意識改革を図る。そこには必ず、一種の「狂気」ようなものを孕んでいて、そういうものを孕んでいるからこそ、生徒に「ショック」を与え、価値観の変化、すなわち「意識向上」が図れるのであると思う。個人的には「凄い先生」と「いい先生」の違いはそこだと思う。

私が私の言葉で語るだけでなく、他の先生の言葉もあれば説得力はきっと増す。ロカビリー先生、先生の今日のブログ、明日の保護者会で印刷して配布させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。(実は明日は全学年の保護者会なのです。)

遠く離れた地で同じ実践をされている先生のお考えを目にすれば、生徒達の成長もきっと早くなると思います。何卒よろしくお願いします。



コメント

取り上げていただき恐縮です。

どうぞ、お役に立てればお使い下さい。

先生の仰るとおり、真剣に向き合えば向き合うほど、正気と狂気の「ボーダーライン」を行ったり来たりの毎日です(笑)。

  • ロカビリー
  • 2007/07/17 13:55

>ロカビリー先生
ご快諾ありがとうございます。先生の最近のブログは読んでいて圧倒されています。昨日の研修のことについてのブログもそうでした。先生のブログを拝読いたしますと、自分が最近いかに保守的というか、ヌルいブログを書いているかということを痛感いたします。

これからもよろしくお願いします。

  • kamiesu
  • 2007/07/17 14:26

すばらしい記事ありがとうございます。
勝手ながら記事にリンクはらせていただきました。m(__)m。

>ホンダ先生
ありがとうございます。先生のブログを拝読させていただきました。私の言いたいことをご理解いただきとても嬉しく思います。

  • kamiesu
  • 2007/07/18 11:30