全員合格

本日、奈良県の公立高校入試の合格発表が行われた。

進学塾SORAの生徒は全員合格を果たした。本日の結果だけでなく、公立の特色選抜入試を除くと、私立、公立ともに「全勝」で入試を終えることができた。こんなに嬉しいことはない。

この中3生は進学塾SORAの第一期生である。受験学年の大切な一年を、できたばかりの小さな塾を信頼し、通ってくれた子達である。私達の責任は重い。絶対に伸ばさなければならない。普段はゆったり構えて居そうに見える私であるが、このプレッシャーは大きかった。

本格的に長い英文を読んだことがない子がほとんどだった。社会なんてからきし勉強ができていなかった。正直言うと呆然とした。プレッシャーがさらに大きくなった。何せ9ヶ月で、全教科全単元を勉強していかなければならないのである。

しかしながら、集ってくれた子達は皆いい子ばかりだった。それが一筋の光だった。聞き分けもよかったし、勉強に対する姿勢も素晴らしかった。言われたことをやろうとする気持ちに満ちた子が多かった。「これならいけるかもしれない」そんな気持ちが日に日に大きくなっていった。

夏休みのことである。自習中夕立の後、大きな雷が落ち、塾を含め、近辺が停電になった。信号まで消え、警官が出動し、手信号で交差点の誘導を行っていた。そんな最中、彼らの教室へ行ってみると、彼らは薄暗い中黙々と勉強を続けていた。取り外しのできる自転車のライトや、携帯電話のディスプレイの明かりで勉強している子もいた。これには本当にたまげた。そんな子達見たことがない。伸びていく子達に共通する「凄み」を感じた。

彼らの成績が結果となり始めたのは、2学期の模試や定期テストである。五ツ木の平均偏差値が60を越え、定期試験の平均点は430点を超えた。教室はいつもしんと静まりかえり、鉛筆を走らせる音だけが聞こえてくるような迫力があり、凄みはさらに増していたと思う。

私は生徒達の学力を伸ばすには「場」作りが不可欠だと思っている。それは『教室の教育力』という言葉で何度もブログで書いてきた。「わかりやすい授業」よりも「あらゆる問題を網羅したテキスト」よりも「場」こそが大切だと私は思っている。まさにこのクラスにはどこのどんな教室にも負けないといっていいくらいの『教育力』があった。自分の考えが間違っていないことをこの中3生が証明してくれた。

どんなに努力しても「合格」が確率100%になることはない。「勝負」はいつも「僅差」であることが常だ。不合格だった子が学力が低かったわけではない。だから、「全員合格」という「結果」は、「幸運」なことであったと思う。しかしその「幸運」をひきつけるだけのエネルギーが彼らにはあったということだ。

合格おめでとう。君達に出会えた「奇跡」を私は神様に感謝しなければならない。君たちのことは一生忘れない。本当に進学塾SORAに通ってくれてありがとう。



進学塾SORA第一期卒業生7名
奈良高校、奈良北高校、郡山高校(2名)、畝傍高校、桜井高校、高田高校合格

本当におめでとう。


コメント

おめでとうございます!
夏前に会ったあの子達ですね。
凄い成長振りですね!

  • 猫ギター
  • 2007/03/16 20:02

>猫ギター先生
ありがとうございます。
はいそうです。あの子達です。
本当に大きく成長してくれました。

  • kamiesu
  • 2007/03/16 20:10

おめでとうございます。
SORAで過した思い出を胸にすばらしい高校生活を
送られるのでしょうね。
先輩方の経験を後輩達に伝える何か交流みたいなの
あればな〜・・・。(保護者の方のお言葉なんかちょうだいできたらとてもありがたいです。)  SORAだよりにメッセージみたいなものとか。

  • ちわわこ
  • 2007/03/17 14:24

>ちわわこさん

>先輩方の経験を後輩達に伝える何か交流みたいなの
あればな〜・・・。(保護者の方のお言葉なんかちょうだいできたらとてもありがたいです。)  SORAだよりにメッセージみたいなものとか。

ああ、そういうのいいですね。ちょっと生徒達に頼んでみようかな。保護者の方にも。



  • kamiesu
  • 2007/03/17 23:21
トラックバック
この記事のトラックバックURL