毎日かあさん4 出戻り編

評価:
西原理恵子
毎日新聞社
¥ 880
(2007-07-20)
以前にも書いたことがあるが、私は西原理恵子の大ファンで、中島らもの「明るい悩み相談室」の挿絵を書いていた頃から好きだった。彼女の作品は毒気の強いものも多いが、毒の中に温かみや優しさがにじみ出る。

この「毎日かあさん」はお母さんの子育ての悩みやプレッシャーがふっと軽くなる名著だ。どんな教育評論家のアドバイスよりも効果的だとすら思う。一時期この本を「お母さん」に薦めまくっていた。

しかしこの4巻は、別の意味で西原理恵子という漫画家の凄さを改めて思い知らされた。雨後の筍のように彼女のフォロワーの漫画家が出たが、そういう亜流と「本物」はまったく別物だ。

巻の最後、リビングのテーブルの椅子の上に置かれたカエルのぬいぐるみを見たら、もう泣けて、泣けて・・・

西原理恵子はそれを作品にすることから逃げなかった。それが彼女のスタイルだからだ。その気概にも涙せずにはいられなかった。
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