若い先生の育て方

とても驚いた。私はロカビリー先生のこのブログにまったく賛成だ。というより私も同じようなことを考えていた。あまりにシンクロしていたのでとても驚いてしまった。

>学生には固定観念が少なく自由発想で
底知れぬパワーがある

>青いからこそ真っ直ぐであり
経験不足だからこそ爆発的な成長の余地がある

>この仕事は経験はたしかに重要だが
だからと言って
大学生=未熟な講師という図式は絶対にない

>経験は知力、体力、そして何よりも若さで十分カバーできるし
それらは経験を凌駕することさえ可能だ


まったくそのとおりだ。「学生」というだけで「へぼい先生」ということはありえない。よく「あそこの塾は学生の先生ばかりで質が低い」などと言われている塾があるが、それは「学生の先生だから質が低い」のではなく、「質の低い学生」を手が回らないので使い続けているか、「質の低い専任講師」が学生の力を引き出せていないかのどちらかであろう。

我が塾では今、まゆみ先生とまなみ先生が学生講師として頑張ってくれているが、私は学生スタッフの数をもっともっと充実させたいと考えている。そして学生スタッフだけでなく、社会人の若い講師も充実させたいとも思っている。

ベテランの先生の良さと若い先生の良さを最大限に引き出せる「チーム」を作ることが最も効果的に生徒を伸ばすことができると私は考えている。それが「質」と「エネルギー」のバランスが一番高いと思う。そしてその成否はトップに立つ人間しだいだ。

ところで、今ロカビリー先生の塾には学生のスタッフが二人おられるそうだが、そのお二人はきっと優秀な先生になると私は確信している。なぜそうだと判断できるかという根拠はこの部分だ。

>まあ、研修と言っても
今は俺の授業を見て、見回りの補助をやりながら
「教える感覚」を肌で感じ取ってもらっている段階

>共通して、2人のどこが気に入ったかと言うと
まず、「生徒たちの中に自然に、そして自分から入って行けたこと」である
こういう仕事にもかかわらず、生徒とろくに会話もせず
「何を話していいかわからない」などと言う人は働く場所が違うよ(笑)

>次に「賢いこと」だ
2人とも賢い
これは身のこなしや反応、言葉の返し方はもちろん
観察眼や傾向を読み取る力が備わっている
また、賢い奴は自分から考えて動く

>最後は「考えに妙な屈折やイジケたところがない」ことだ
これがあると他人の成長の邪魔になるし、本人も成長しねえからな


私は長いこと、若い先生の研修を通じて、「先生の伸ばし方」というものを考えてきた。指導した若い先生の数もそれなりに相当数にのぼる。そんな私は、ここ数年でようやく、「かなり確率の高い若い先生の育て方」あるいは「伸びる確率の高い先生の選び方」が分かってきた。特に独立し、自分の塾を作って、まゆみ先生やまなみ先生を指導するようになってから確信できるようになってきた。

そんな私が秘かに考える「伸ばし方」や「選び方」のツボが「ロカビリー節」で端的に書かれている。上記の先生の言は、一見「至極当たり前」に見える。こんなの全く当たり前で、たいしたことないではないかと感じられる方もおられよう。しかしさらりと書かれた「当たり前」の項目を読むと、これは「分かっている人」が書いたものだと私にはピンとくる。そしてその「当たり前」の向こう側に、先生がさらに深く考察されていることも想像できる(と勝手に思っている)。

ロカビリー先生は明らかに「人手不足」になる前から若いスタッフを雇用し、育てておられる。人手が足りなくなってから、どうしようかと言って、バイトを雇い、研修もおろそかに授業を任せているいるのとは「覚悟」が違うのである。これは本当に凄いことなのだ。

そんなロカビリー先生と自分が同じようなスタンスでいることができている(と勝手に思っている)。驚くと同時にワクワクする。この「ロカビリー節」を拝読して、私は自らの信をさらに深めることができた。

俺もやろう。頑張ろう。もっともっとよい塾を作ろう。




コメント

Kamiesu先生へ

>そんなロカビリー先生と自分が同じようなスタンスでいることができている

先生にそのように思っていただけるなんて光栄です。むしろ、先生にそういう風に思われたいという自分もいる気がします(笑)。

私はいつもKamiesu先生の生徒育成のみならず、講師育成法についても、楽しみに拝見し、学ばせていただいております。先生はいつもどういうアドバイスをされているのか、どういう方向性の示唆を与えられているのか。先生の教え子の講師の方ならば、先生の教えが血肉となっておられるはずですので、また育成法はちがうのだろうな・・・等。

そして私が驚いたのは、先生がネット上で講師募集を一声かけただけで、昔の教え子さんのみならず、先生のブログに共感した多方面からの応募が寄せられたことです。先生の思いのエネルギー伝播の凄まじい浸透力と影響力にただただ圧倒されてしまいました。

先生の指導のもとで奮闘される講師の方々の記録、これからも楽しみに、また私自身の励みにしていきたいと思います。私も頑張ります。

  • ロカビリー
  • 2007/10/19 17:21

先生のブログはいつも私のハートに火をつけてくださいます。読むと俺も負けていられぬと気合が入るのです。個人塾は孤独と戦いながら自らの心に火を灯さないといけないと思っていたのですが、多くの先生方のブログで力をもらう毎日です。

いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

※昔の教え子が応援してくれるのは思った以上に力が湧いてくるものです。本当に嬉しいことです。

  • kamiesu
  • 2007/10/19 22:21