「王道」を歩みたいし、歩ませたい

生徒達の学力を伸ばすことは実は並大抵のことではできない。お手軽な方法などは存在しないし、「とっておき」の指導法も本当は存在しない。(時折、さも「在る」ように言われているが)だから心ない指導者は、とにかく「結果」ばかりを焦り、「結果」だけを出そうとする方法を取る。その結果、いびつな勉強の仕方を生徒達に強要し、それで生徒達が苦しんでいるということも少なくない。

勉強の大切さや努力の意味といったものをまだ知らぬ彼らの学力を伸ばすことは簡単なことではないが、私としては「王道」を堂々と歩み、真っ当な、そして健全な方法で伸ばしていきたい。
「自分で勉強する力」「最後までやる力」「考える力」「もっともっと伸びたいと思う心」そういうものは「いびつなやり方」では決して身につかないと思うし、仮に身に付いたとしても、それは指導者の力ではなく、身についたのは、ただ単に生徒達の生命力の強さ故だろう。「プロ」の指導はそういうものであってはならない。

学力を伸ばすには、「量」も「競争」も必要なことではあるが、私は生徒達が疲弊してしまうような大量の課題を出し続けることで「結果」を出そうとは思わない。教室で成績順に席を決め、プレッシャーをかけ続けるようなこともしたくない。

考えてみれば大人が会社でそのような仕事をさせられて、全員が「結果」が出せるだろうか。何年もその会社に居続けられるだろうか。その会社を愛せるだろうか。大人にできないのに、子供達の環境をそんなふうにして彼らを伸ばせるとは私には思えない。

私の塾は厳しい塾であるが、「厳しくするところ」を間違えてはいけないと日々肝に銘じているし、「王道」を行く者が絶対に負けてはいけないとも思っている。

コメント

賛同いたします。
課題を与えてどうこう・・・には限界を感じます。
厳しくするところ、おおいに勉強させていただこうと思いました。
素敵な記事をありがとうございました。

  • ヒカリ
  • 2008/02/05 01:22

>ヒカリ先生
いつもご感想をいただきありがとうございます。
実は書きたかったことの一つは最初の一文です。「親」はここをいささか手軽に考えすぎているような気もしますし、「塾」はさもすぐに成績が上がるようなことを言って誘いをかけてきます。
とにかく「王道」を歩んでいきたいという自分の気持ちは大切にし続けたいと思います。

  • kamiesu
  • 2008/02/06 11:52