15年前の卒業生

『15年前の卒業生』という方がブログにコメントを寄せてくれた。「方」なんて堅苦しい言い方をするのだが、「子」じゃおかしい。何せもう30歳を越えた昔の教え子なのである。

今まで読むだけでしたが、kamiesu先生に教えを乞うた者として何かグッとくるものがあり昔を思い出しました。

受験生諸君はkamiesu先生の一言一言が今は「憎い」「うっとうしい」「嫌い」と思うかもしれませんが親以外で自分を本気で叱ってくれ、自分の為に笑ってくれ又泣いてくれたのはこの時だけでした。
高校に入ったら自分自身との戦いが待っています。今は先生を使えるだけ使ってください??(笑)
受験というひととき、自分自身の鍛錬・挑戦を超えて後の人生に色々な宝物を手にした時期でした。今更ながらにお礼を…
「ありがとうございました。」

追伸 わが子が今嫁さんのお腹にいます。大きくなったらまたお世話になります。いやならしてください。


先日のブログで生徒に厳しく接していくことの決意を書いたブログへのコメントである。

追伸の最後の一文までが私を泣かせ、力と勇気を与えてくれる文章。一読して、瞑目、読み返し、深く息をして、このコメントを書いてくれたこの教え子に感謝した。(あの頃の私の年齢を追い越した彼はもうすぐ父親になる。)

15年前の私は今とは比べ物にならないくらい厳しかったし、怖かったはずだ。授業も下手だった。とにかく未熟だったし若かった。私の「武器」は「一所懸命」だけだった。一ヶ月休みがないなんてざらだったし、付き合っていた彼女(今の家内)に、この子達の受験が終わるまでは結婚できないと頭を下げたくらい彼らに思い入れていた。「愛とガッツ」だけで頑張っていたのだ。そうだ、それは私の原点だったのだ。

15年前に巣立っていった教え子が自分自身の原点を改めて教えてくれた。あの「一所懸命」は15年経って「自分自身」のところに帰ってきたのである。私はなんて幸せなのだろう。








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