子どもは恐ろしく面倒くさがり

仕事に疲れて帰宅途中、ふいに鍋が食いたくなって、仕事の帰りに遅くまで開いているスーパーに寄って食材を買おうと思い立つ。特にネギともみじおろしをきかせたポン酢で食べる鍋は最高だ。肉はちょっと奮発して地鶏のもも肉にし、春菊と白菜としろねぎとえのき茸も買う。お気に入りのいかの塩辛が目に入ったので、それもカゴに放り込む。

鍋の準備は結構楽しい。小鍋に出汁をはり、切った野菜を大きめの皿に用意する。準備の合間に、缶ビールを開け、イカの塩辛をつまみにちびちびやったりなんかする。で、いよいよ準備万端と思ったら、オーマイゴッド!なんとお気に入りのポン酢を買うのを忘れたことに気づく。

もう一度スーパーに行こうと思うも、もうビールまで飲んでしまったから車は出せない。歩いて片道20分かけてスーパーまで行くか?いや、それは途方もなく面倒くさい。あれこれ悩んだ結果、泣く泣くポン酢をあきらめ、計画変更でヤマサの白だしを使って、寄せ鍋、つまり出汁に味のついたタイプの鍋に変更する。


生徒達に、問題集をやったら必ず丸打ちをしなさいと口酸っぱく言う。間違えた問題は問題集の問題番号に印をつけなさいとこれまた口酸っぱくくり返す。しかしそれだけのことがいつまでもできない子がいる。たったそれだけのことではあるが、きっと彼らにとっては「その状況から決心してポン酢を買いに行く」くらい面倒くさいのだ。
コメント

あけましておめでとうございます。
お体を大切に、そして学べて笑えるこのブログをぜひ今年も続けてくださいませ。

Webでの初笑いをさせていただきました。
わたしも寄せ鍋にしたでしょう。

今朝、ゴミを収集に出しにいったときのこと。
いつもは蓋つきのゴミバケツに入れたまま玄関先に置くのだけれど、年末年始で二袋入ったゴミバケツは重い。
しかも、寒い。
で、中身だけ両手に一袋ずつ持って置いてきた。
でも、カラスは心配。

勝手口から家に入ってふと思う。
「これってポン酢だわ。」

そこでリビングにいた娘に、カラスが心配なくせにゴミバケツを持っていかない自分を説明し、それにKamiesu先生の笑い話と含蓄を重ねてみせた。

案の定、娘は言った。
「で、あなたはポン酢は買いに行きますか?」

「行ってきます。」

部活に行く前、冬休みの英作文の宿題を片付けていた娘。
前置詞に自信がないのに辞書をひかずに済ませている。

「で、キミはポン酢を買いに行くのかね?」

娘はくすっと笑って、辞書をとりに立った。

今年はこの「ポン酢」のおかげで和やかに説教ができます。
逆襲は覚悟して。

ありがとうございました。

  • ふきのとう
  • 2009/01/06 12:45

ふきのとうさん

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この母と娘の会話、本当に素晴らしい家庭の雰囲気ですね。読んでいて温かい気持ちになりました(笑)

ところで、私は大人なので、面倒くさいなら面倒くさいなりに寄せ鍋にするという「大人の工夫」ができますが、子どもは用意しかけた鍋の用意をそのままに台所を去ってしまいます。彼らは何故にああまで「後のこと」を考えないまま行動してしまうのか(笑)

私もまたそういう子どもの一人でしたので、気持ちは分からないではないのですが、もちろんそのままでよいわけがありません。なんとか子どもが動く言葉を日々探しながら、よい指導をしていきたいと思っています。

  • kamiesu
  • 2009/01/06 13:42