英作文特訓

中1生に冬から英作文特訓を行なっていて、一枚20問の英作文プリントを何枚もやらせている。

1.この花はとても美しいです。
2.あなたは上手に日本語を話しません。
3.私には2人の娘と1人の息子がいます。
4.私は学校で英語を習っています。
5.メアリーはかわいい犬を飼っています。
6.私たちの学校は9時に始まります。
7.彼女は毎日お母さんを手伝っていますか。
8.あの女の子はときどき友達に手紙を書きます。
9.彼らは日本人ですか、それとも中国人ですか。
10.彼のお父さんは日曜日に早起きをします。
11.トムのおばさんは毎年京都に行きます。
12.彼はあの店で鉛筆を買います。
13.佐藤先生は高校で数学を教えています。
14.私の姉はいつもカバンの中にカメラを持っています。
15.彼の弟はたいてい9時間寝ます。
16.私の子どもはたいてい9時に寝ます。
17.私は毎日晩ご飯の前に宿題をします。
18.あなたはカバンと時計が欲しいのですか。
19.ここではあまり雪は多く降りません。
20.あの少年は時々ベンチに座って本を読んでいる。


とうとうやってきた老眼に悩みながらも英作文教材にはうるさい私である(笑)

be動詞の文、一般動詞の文、疑問文、否定文、肯定文、副詞句から頻度の副詞までアトランダムに容赦なく並べてある。これが「初級編」で、ここからさらに高度になる。

その都度に習ったことをクリアしていても、全体が理解できるかというとそうではない。だから今まで習ったことをすべて網羅してやらせることが大切だ。例えば、一般動詞の文だけ勉強しているときはそれができてもbe動詞の文が混在し出すと、「Are you play tennis?」なんて文がとたんに出始める。

学習内容の習得には、 崕得」→◆嵎未里海箸鮟得」→「混乱」→ぁ崟依」→ァ屐碧榲の)習得」のような流れがある。ここのうち、の「混乱」を避けるように教えてしまう先生は少なくない。「できるだけ生徒達がややこしくならないように」との配慮なのだろう。

しかしその「できるだけややこしくならないように」というのは、結局、自分が教えている教室内では、ということに過ぎない。そんなのはその先生の「ご都合主義」と言ってもいい。生徒達はどこかで必ず「混乱」するからだ。それならば、その「混乱」はできる限り先生の前で起こった方がいい。そういった狙いのプリントである。

「混乱」→「整理」の後の本当の意味での「習得」のためには生徒達は練習を繰り返さなければならない。いかにわかりやすく教えても最後の習得は本人の努力が不可欠だ。私はこのプリントのテストの不合格者は原則「満点合格」ということにしている。

何度も何度も再テストということになると、うんざりすることだろうが、合格できたときは本当に皆いい顔をする。「2時間も勉強してきた」とか「ノート10ページ使った」なんて言ってくれる子もいる。満点を取る子は満点を取る覚悟をした子達ばかりだ。いつまでも顔を背けていては絶対に満点は取れない。

教える側がなすべきことは教える工夫と顔を背けさせない指導と工夫。後者の方が難易度がはるか高い。











コメント

問題の配列がすごいですね! 
プロフェッショナルとしか言いようがありません。先生がNHKの「プロフェッショナル〜プロの流儀」で茂木健一郎と話していらっしゃる場面さえ浮かんできます。
「9時間」と「9時」が並んでいる箇所とか、圧巻です。

生徒の頭を混乱させて、脳味噌に手を突っ込んでかき回して、トロトロの柔らかい頭に変えていく過程が目に浮かびます。

kamiesu先生

混乱→整理→習得、なかでも混乱を避けずあえて一度混乱させる(そして乗り越えさせる)姿勢に共感を覚えました。
自分のやり方が、単元別どまりという穴に落ちていないか考えさせられました。

遅れましたが、今年も先生のブログ記事、勉強させてください。

  • ヒカリ
  • 2009/01/21 23:42

猫ギター先生

さすが先生、私の一番こだわったところをさり気無く言及して下さいますね。嬉しいです。もちろん「寝ます」の意味が変わることもポイントだったりします(笑)

  • kamiesu
  • 2009/01/22 16:07

ヒカリ先生

「分かりやすい」を謳う授業が実は逃げている部分、そこをさり気無く問題提起してみました(笑)もちろん、問題提起だけでなく、このように「実践」を通じてよいものを生み出したいと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

  • kamiesu
  • 2009/01/22 16:10