息子のマラソン大会

 家内が朝早くから支度をしているので、どうしたのかと尋ねると、今日は息子のマラソン大会だと言う。

応援に行くのだそうだ。

息子が応援に来てと言ったらしい。

平日の朝からマラソン大会の応援に来てと屈託なくねだることができ、実際に母親が来てくれるなんて息子は何て幸せなのだろうと思う。

こんなに甘やかされた環境でたくましく成長できるのかと不安になるくらいの環境だ。(大袈裟か?)

朝の9時前に、家内は相当の防寒対策をして、ママ友達と一緒に学校に出かけて行った。

私も行こうと思ったら行けたが、両親そろっていくのも何なので行かないでおいた。



1年生のマラソンは2キロで、校庭を2周した後、学校を出て、近くの神社の近くまで走り、折り返してくるというようなコースだったらしい。(こういう話を聞けたということはマラソンが終わって家内が帰ってきたときに私はまだ家にいたということだ)

結果、息子は1年生で2位だったらしいのだが、1位の子は一定のペースで息も切らさず、淡々と走っていた女の子だったという。

息子はというと、スタートの時点で数回フライングをし、先生にたしなめられ、スタートを切るやいなや全速力で駆け出したらしい。

競馬で言うところの「入れ込みすぎ」というやつだ。

全速力でぶっちぎり、学校を出るときには後続をうんと引き離してトップだったが、ゴール直前は相当へばっていたという(笑)

家内曰く、しっかりペース配分してたら、その子にも負けてなかったと思うとのこと。

「こんなことなら、レースの戦い方を教えとくんだったぜ、チッ。」と思ったらしい。

その女の子の後ろをついて走って、ゴールが近づいたときに、一気にスパートをかける。

短距離は息子の方が速いので、体力さえ温存しておけば勝てる。

そんな感じの作戦か。

まあそういう作戦を授けてたとしても、息子は運動会の種目が終わって退場するときでさえ、トップを取ろうとして前の子を抜いてしまうくらいだから、我慢できずに走り出してしまってただろうと思うが。

ただこういう機会に「勝ち方」について話しておくというのは大切なことだと思う。

勝つためには勝つための方法があり、知恵は尽くさないと勝つのは難しいということを色んな機会に学んでほしい。

教育の機会は日常の中にこそ存在するのである(笑)



コメント

いつも息子がお世話になりありがとうございます。

子どもさんの小学校ではマラソン大会が無事行われて良かったですね。うちの長女の小学校では、新型インフルエンザの影響で、中止になったようです。

それにしてもスタート前の入れ込み、オーバーペースでの逃げにもかかわらず、なんとか2着に残るなんてすごいですね。競馬ならきっと着外でしょうね。(笑)

もう少し途中でうまくペースを落として、うまく逃げていれば優勝していたかもわかりませんね。(エリザベス女王杯のように・・・。)

さて、息子も期末考査が終わり、さらに受験モードになってくれることでしょう。

逃げ切りなのか、好位差しなのか、追い込みなのかわかりませんが、あと3ヶ月、ご指導よろしくお願いします。

  • orochi
  • 2009/12/02 17:45

orochiさん

やっぱり一番強いのは、息も乱さず淡々と走りきった一位の女の子のような勝負をする子でしょうか。心乱さず、それでも勝とうとして一定以上のペースを守り切ることが大切です。うちの息子のような戦い方が一番いけません(笑)

生徒達一人ひとりが合格を果たせるよう、私達も最後まで走り切るつもりです。よろしくお願いいたします。

ところで、競馬のことに相当お詳しいですね。びっくりしました(笑)




  • kamiesu
  • 2009/12/02 22:31