明日香石舞台と宇陀又兵衛桜

昨日、天気がよかったので早起きして桜の写真を撮ってきた。

明日香石舞台古墳。

午前10時前に行ったのに、駐車場が最後の一台だった。

セーフ。



R3001546
GR Digital3


R3001547
GR Digital3


R3001550
GR Digital3

残念乍ら、桜の盛りは少し過ぎてしまっているが、とにかく空の青がきれいな日だった。



R1001023
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro


R3001570
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro


石舞台古墳の周りには桜がぐるっと植えられていてこの季節はとても美しい。


R1001043
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro

空を背景に桜の写真を撮るのは難しい。

桜を明るく撮ると、空の青がとんでしまい、空の青を活かすと、桜が暗くなってしまう。

明るさを変え、何枚も押さえておきたい。

(私はできるかぎり撮った後の写真を加工しないというポリシーでいるのでこのようにしている)

そしてこの日は足を伸ばして宇陀まで。

明日香から宇陀までというと、とても遠いような気がしてしまうが、明日香から談山神社、そして宇陀へと通じる道が開通したので、実は一気に行ける。

この道がまた素晴らしい。

小旅行気分だ。


R1001087
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro

これが有名な『又兵衛桜』。

私は勝手に枝垂れ桜はソメイヨシノよりも遅いと思っていたが、どうやら早いらしく、ちょっと盛りを過ぎていた。

それでも奇麗だった。


R3001576
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro

周りはこんなふうになっていて、乙なお花見ができる。

観光客は多かった。

観光バスで来る人も少なくなかった。


R3001579
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro

又兵衛桜、お前は三百年もの間、ここで何を目にしてきたんだい?なんてことは言わない(笑)

やっぱり空の青と桜を同時には難しい。

二枚目に載せた写真の位置から望遠レンズで追いかけるのが一番か。

来年はそうしよう。

写真好きはこんなことを考えるのである。






コメント

素晴らしい桜の写真をありがとうございます!

他県の私には、「奈良といえば桜」などという勝手な思い込みがあります。桜の季節になると、なぜだか奈良には桜が咲き乱れているのだろうなあ、などと勝手に思いを馳せて、空想の中で奈良貴族になってみたりもしています。

又兵衛桜、特にいいです!

しかし、本当にお写真が得意なんですね。カメラを触ったことすらほとんどない私ですが、先生のブログを見ていると、自分でもカメラを買って撮ってみようかな、という気になってきます。

写真を撮るというのは、向こうを強引に合わせるのではなく、こちらが気長に待つという態度も必要なんだと思います。それは指導というものの持つひとつの側面でしょう。写真ひとつの中にも、指導者としての、先生の培われたノウハウが現れている気がし、面白いです。

  • tachi-koma
  • 2010/04/12 09:24

tachi-komaさん

「奈良といえば桜」です。どこを車で走っても桜があります。特に私の住んでいるところは桜井というくらいなので特に桜が多いです。家の前も全部桜です(笑)

又兵衛桜はよいですね。とても怪しげな魅力があります。梶井基次郎は「桜の樹の下には死体が埋まっている」と言いましたが、ついその言葉を納得してしまうほどの魅力が桜にはあります。周りが牧歌的でのどかなので、つい騙されてしまいますが、あの樹は妖艶です。

ぜひカメラを購入して写真を撮ってみてください。最初は上手な人の真似でいいです。そして「写真の撮り方」のような本を一冊買って読んでみてください。それで結構よい写真が撮れるようになりますよ。

確かに、写真を撮るときには「待つことが大事」です。風が止むまで、よい表情が見えるまで、と言ったように、よい瞬間が切り取れるように、はやる気持ちを抑えることが大切です。(それでシャッターチャンスを逃すこともありますが)

「思い」に「技術」がプラスされたとき、よいものが生まれる可能性がうんと高まります。教育もそうだと思っています。教育者は「思い」はあって当たり前。議論以前の問題。だからブログでは「技術」のことを言うことが多くなるのです。

素敵なコメントありがとうございました。



  • kamiesu
  • 2010/04/13 14:55