進学塾SORAの詩

進学塾SORA
                  Y.K
世界一小さくても
世界一希望が大きい塾
世界一英語の発音に厳しい塾
世界一作文にこだわる塾
世界一計算ミスがゆるされない塾
世界一雑談がためになる塾

勉強ができない子でも
勉強ができるようになる塾
努力が実る塾
後悔しない塾

ありがとう、みんな
ありがとう、先生
ありがとう、進学塾SORA



お礼を言わなければならないのは私達の方だ。
提出されたノートの最後に書かれた別れの詩。
私達に力を与えてくれるメッセージ。
同時に私達の目指すべき場所を示してくれる道標。
誰にとってもそう思ってもらえる塾を目指して私達は頑張ろう。

ありがとう。

かずまのこと

かずまが今日で塾をやめる。

彼は4月から親元を離れ、寮暮らしをして中学校に通う。

かずまは『進学塾SORA』の一番初めの開校チラシを見て、入塾してくれた子だ。

そして『進学塾SORA』から受験をして合格した記念すべき『合格者第一号』でもある。

かずまは素直ないい子だ。

先生の話を聞くときにはしっかり先生の顔を見なさいと言ったら、顔にちいさな虫がとまっても振り払うこともせずに話を聞く、そんな子だ。

最初、かずまは極度の「緊張しい」だったので、一人で音読をさせたりすると、本を持つ手が震えていた。

私に厳しく叱られると、鉛筆を持つ手が小さく震えていることもあった。

でも、かずまは、秋になって学校の運動会で、全校生徒とその親の前で「宣誓」を行うくらいの度胸がついた。

途方もない成長がとてもとても嬉しかった。



今日で塾の授業を受けるのが最後になるかずまにプレゼントを渡した。

Aki先生が選んでくれた「手帳」の表紙をめくったところに私はサインペンで一筆入れた。

「別れがあるから人の世は美しく出会いがあるから人生は素晴らしい」

かずまとの出会いを神様に感謝したい。

かずま頑張れ。










おニュー

塾の職員室に新しいデスクトップのコンピューターを入れた。

塾の何軒か隣にPCパーツショップがあって、そのお店で組んでもらったシロモノだ。

結構安かったのでとてもうれしい。

しかしながらモニターは20インチで大きく見やすい。

スピーカーは安物であるが、ウーハーまであるので、起動させたときにゴージャスな音が鳴る。

ノートもいいけれど、快適なデスクトップというのはいい。

そーっとモニターや本体に鼻を近づけてみる。






新品の電気製品の匂いはいいものだ。

新中3のやる気

新中3の休講明けの授業では「受動態・現在完了」のまとめテストをすることになっていた。一昨日このテストの第一回目があったのだが、生徒達は塾へ来るなりテキストや問題集を広げて猛勉強していた。

しっかり勉強ができていれば、塾へ来てあわてることはないとはよく言うが、家でしっかり勉強ができていても、いい点数が取りたい者は塾へ来ても必死でやるものであるから、この熱意はいいものだと私は思う。

先にこのテストの「第一回目」と言ったが、このテストは2回ある。一回目のテストではテキストと同じ問題をさせてみる。そしてその問題の解説を行ってから、オリジナル問題で「第2回目」のテストを行うのである。

「解説」→「テスト」でいいではないかと意見もあるだろう。しかし「解説」→「復習テスト」→「テストの解説」→「まとめテスト」の方が念が入ってる。さらに言うと、生徒は宿題の解説よりも、集中して解いた「テスト」の解説の方が頭によく入るものである。これは「必ず身につけさせる」には必要なステップだと思っている。(もちろん全単元でこのようにしているわけではない。身につけやすい単元はテストが一回のこともある)

話は少し逸れたが、話は新中3のやる気ということである。彼らの受験学年への意気込みはとてもよく感じられた。一度回収したテストの出来はまだまだであるが。(何せテストの問題の中には灘高の問題などが入っていたりする)

ただし、「全体」はいいムードであるが、個々の生徒を見ていくと「甘え」のある生徒もいる。やる気のない甘えはわかりやすいし、指導もしやすい。けれど「やる気はないことはないが、甘えてるよなあ、コイツ」という感じの「甘え」は指導が難しい。そういう子がチラホラいる。

ゆっくり伝えなければならないことを伝えていこう。やらないといけないことを語っていこう。皆いい子なのだ。絶対に分かってくれる。そういうことを語っていくには、春はとてもいい季節だと思う。根拠もなしにそう思う。

まゆみ先生

学生の先生を雇うつもりだということは以前書いたが、今日から来てもらった。

まゆみ先生はとても気のつくいい子だ。

はっきりいって「大当たり」である。

昨日色々話をして、私が席を立ったときに、彼女は何気なく私の椅子を机の中に入れた。(もちろん私がほったらかしてその場を離れたわけではないが)

こういう気遣いが出来る子はいい。

それだけで採用してよかったと思った。

今日は授業を見てもらったり、プリント作成を手伝ってもらったりしたのであるが、何気ない振る舞いの中にキラリと光るものが数え切れないほどあった。

一番驚いたのは、私が授業について説明したときに、自分なりの意見をいくつも返してくれたことである。

「すごいですね」で終わるのではなく、自分の見解を織り交ぜながら、同意したり、驚いたりできるというのは優秀な証拠だ。

楽しみである。

授業ができるようになるまでじっくり時間をかけたいが、まずは生徒達と仲良くなって、気軽に彼らが質問に来れるようになってくれればと思う。

若い子達の力を得て、我が塾はさらにパワーアップしていくことは間違いない。