2008.05.31 Saturday
「言われたことをやる」
絶対に出世できない人がいる。それは「言われたことができない人」と「言われたことしかやらない人」だと、そう言ったのは、確かナポレオン・ヒルだった(ような気がする)。
それは仕事の分野だけの話ではない。勉強ができるようになるためにもまずは「言われたことができる」ようになっておく必要がある。
最近は個別指導の塾がよく流行っていると聞く。私は集団授業の塾をやっているが、それは、私が生徒達の学力を伸ばす手法として選んだのが集団授業の形態の塾ということに過ぎない。だから私は個別指導の塾を否定しないし、世に必要なものだと思っている。
しかしながら、学校で生徒達は、一斉指導、つまり集団授業の形態で学習をしている。であるから、彼らの学力を伸ばすためには、集団の中で指導者(先生)の指示をきちんと受け取る能力を身につけておく必要がある。どんなに頭がよくても「指示を受け取る力」、「言われたことを言われたとおりにやる」力が弱ければ、学力を伸ばすのは難しい。
仮にその分を対症療法的に個別指導の塾で指導を受け、補ったとしても、集団の中で「指示を受け取る力」「言われたとおりにやる力」を身がついていないままだと、いつまでも「補い」を止めることができない。
最近、近隣ではSORAというのは大層厳しい塾だという噂があるらしく、実態とのズレに、当の塾生達がびっくりしているくらいだそうだが、確かにSORAでは厳しい部分があって、一番厳しくチェックし、指導していることの一つが、「指示をきちんと聞くこと」と「言われたとおりにやること」であるように思う。
実は、SORAでは、宿題ができませんでした、ということに対しては、そんなに叱られることはない。(ここが一番厳しいポイントである塾は多いのではないか。)よっぽどいつもやらないなら別だが、SORAでは、ほとんどそういうことでは叱られない。少し注意を受けるだけだ。
しかし、出された指示と違う方法で問題を解いていたり、指示を受けているのに、ぼうっとして動かないでいると、それは見逃されることなく、注意を受けることになる。それとて、きつく叱られるというわけでもなく、見逃さずきちんと注意されるということである。(こういうことを軽く考えて見逃している先生は多い。見逃さないことを「厳しい」と言ってるのである。)
この春から新しく授業が始まった小5と中1N組の生徒達は、最初ここのところで結構叱られた。指示のとおりに動けないのである。聞いていなかったり、早合点していたりすることが多いのである。中1はずいぶんよくなったが、小5はまだだ。ちょっとここ最近叱られることが多いかもしれない。しかし「たいせつなこと」ができないままで、勉強時間を増やしても学力は伸びにくい。
「ちゃんと聞こう」なんて意識しているうちはまだ駄目で、「無意識」のうちにきちんと指示がきちんと受け取れるところまでいかないといけない。ここまでできて「身につけた」と言うのである。
「無意識」の習慣にまで高めるのは、とても根気のいる作業だが、これは「見逃していいこと」と「見逃してはいけないこと」のうちの「見逃してはいけないこと」のトップ項目なので頑張ってやり続けなければならない。
さて出世できないもう一つの要因である、「言われたことしかしない」、これも深い話である。こちらについてもいずれ書きたい。
それは仕事の分野だけの話ではない。勉強ができるようになるためにもまずは「言われたことができる」ようになっておく必要がある。
最近は個別指導の塾がよく流行っていると聞く。私は集団授業の塾をやっているが、それは、私が生徒達の学力を伸ばす手法として選んだのが集団授業の形態の塾ということに過ぎない。だから私は個別指導の塾を否定しないし、世に必要なものだと思っている。
しかしながら、学校で生徒達は、一斉指導、つまり集団授業の形態で学習をしている。であるから、彼らの学力を伸ばすためには、集団の中で指導者(先生)の指示をきちんと受け取る能力を身につけておく必要がある。どんなに頭がよくても「指示を受け取る力」、「言われたことを言われたとおりにやる」力が弱ければ、学力を伸ばすのは難しい。
仮にその分を対症療法的に個別指導の塾で指導を受け、補ったとしても、集団の中で「指示を受け取る力」「言われたとおりにやる力」を身がついていないままだと、いつまでも「補い」を止めることができない。
最近、近隣ではSORAというのは大層厳しい塾だという噂があるらしく、実態とのズレに、当の塾生達がびっくりしているくらいだそうだが、確かにSORAでは厳しい部分があって、一番厳しくチェックし、指導していることの一つが、「指示をきちんと聞くこと」と「言われたとおりにやること」であるように思う。
実は、SORAでは、宿題ができませんでした、ということに対しては、そんなに叱られることはない。(ここが一番厳しいポイントである塾は多いのではないか。)よっぽどいつもやらないなら別だが、SORAでは、ほとんどそういうことでは叱られない。少し注意を受けるだけだ。
しかし、出された指示と違う方法で問題を解いていたり、指示を受けているのに、ぼうっとして動かないでいると、それは見逃されることなく、注意を受けることになる。それとて、きつく叱られるというわけでもなく、見逃さずきちんと注意されるということである。(こういうことを軽く考えて見逃している先生は多い。見逃さないことを「厳しい」と言ってるのである。)
この春から新しく授業が始まった小5と中1N組の生徒達は、最初ここのところで結構叱られた。指示のとおりに動けないのである。聞いていなかったり、早合点していたりすることが多いのである。中1はずいぶんよくなったが、小5はまだだ。ちょっとここ最近叱られることが多いかもしれない。しかし「たいせつなこと」ができないままで、勉強時間を増やしても学力は伸びにくい。
「ちゃんと聞こう」なんて意識しているうちはまだ駄目で、「無意識」のうちにきちんと指示がきちんと受け取れるところまでいかないといけない。ここまでできて「身につけた」と言うのである。
「無意識」の習慣にまで高めるのは、とても根気のいる作業だが、これは「見逃していいこと」と「見逃してはいけないこと」のうちの「見逃してはいけないこと」のトップ項目なので頑張ってやり続けなければならない。
さて出世できないもう一つの要因である、「言われたことしかしない」、これも深い話である。こちらについてもいずれ書きたい。