愛とガッツの厳しい塾

やるように言われたことをきちんとやらなかったり、覚えておかねばならない事項を中途半端なままにしている子が出てしまっている。やるべきときにやるべきことをやっておかないと後からでは何倍も大変になるのは言うまでもない。

ほとんどの場合、「授業がわからない」状態になるのは「放っておいたこと」の積み重ねでそうなるであって、授業が「難解」だからそうなるのではない。些細な「やり残し」や「放ったらかし」はボディブローのように後から後から効いてくるのだ。

そういうことを考えていたら気になって仕方なくて、8月の末まで塾は休みなのだが、休んでいる気がしない。伝わらない「怒り」と、伝えられないことへの「自己嫌悪」のカクテルを毎日飲みながら、二学期になったらああしようこうしようと色々な考え、アイデアが頭を巡る。

アイデアもさることながら、「厳しさ」もさらに必要だ。「厳しい塾」と言われている我が塾であるが、二学期はさらに厳しくしていかなければならないだろうとも思う。それで敬遠され、入塾を希望する生徒が減ったとしても、それでよしと思ってくれる子が通ってくれればそれでいい。

頑張ろう。





ありがとう

夏の講習会および特訓授業がすべて終了した。

明日は講習生の三者懇談。

今、スタッフの先生方が教室の掃除やら整理やらをしてくれている。

ひと夏中、最後の掃除まで明るく前向きにやってくれた。

どの先生も本当にこの夏は頑張ってくれた。

皆の力と協力が無ければこの夏は絶対に乗り切れなかった。

この夏、どれだけスタッフの先生方に私は「ありがとう」という言葉を言っただろう。

我が塾の職員室では誰かが授業に行くとき、「お願いします」と声をかける。

いつの間にやらそうなっていた。

それが習慣になった。

皆が皆「自分の生徒」という思いがあって、だからこそ、その生徒を教えに行く先生に言う「お願いします」の言葉。

優秀でなおかつ意欲的に、献身的に頑張ってくれるスタッフを持てて私は幸せだ。







明日で夏期特訓終了

明日で夏期特訓が終了する。年々「夏」が短く感じられてしまうのは私が年を取っていってるからだろう。年齢を重ねる毎に一年は短く感じられる。だから子ども達の『体感時間』よりも私の『体感時間』の方がずっと短い。だから子ども達の何倍も私(達)の方が焦ることになる。

「受験まで後半年しかない」と私が思っているのに、彼らは「受験まで後半年もある」などと思ってしまう。この両者の認識のズレを埋めなければならない。もちろん歩み寄るのではなく、私(達)の感覚に合わせた方がいいに決まっているのは言うまでもない。

中3の生徒達にはこの夏の授業で「やらなければいけないこと」の多さを実感させることはできたと思っている。合宿の『自由学習時間(自分のやりたいことを自由に勉強できる時間。合宿中はこの時間を多く取った)』の集中力を見ていれば、彼らの多くが自分のやるべきことを分かり、見つけ、行動しているのがよく分かる。

夏の勉強は「身につけさせること」も大切である。あれができるようになった、これができるようになった、といったことはせっかく塾へ来る頻度を増やして勉強しているのであるから、それがたくさんなければいけない。しかし自分自身に対して、あるいは自分の勉強に対しての「気づき」もなければならないと思う。「気づき」は「行動」の第一歩なのである。

小5には小5に必要な「気づき」があり、中3には中3に必要な「気づき」がある。それぞれの学年に必要なメッセージ、言葉、思いを伝えた。それが彼らの「気づき」になるようにと思いながら伝えた。

夏の特訓は明日で終わるが、通常授業に戻っても夏の「熱さ」を心のどこかに持っておきたい。教える側も教わる側も。

夏の庭とカマキリのアップ

我が家の庭は夏の間、草を刈らないので雑草が毎年とんでもないことになっている。その代わり昆虫達にとっては天国となる。

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こんなカマキリが何匹もいたり、バッタなんてもうウジャウジャいる。テントウムシもトカゲも何かの幼虫も山ほどいる。

ケロちゃんが白い壁のところにとまっていると段々壁の色の同化していくのを観察できたり、後ろ足が一本もげたバッタが器用に草から草へと飛び移るを見つけたりする。皆一所懸命生きているのだとちょっと心動かされる。息子はありきたりの虫を見つけてはいちいち驚きの声を上げる。雑草だらけの庭は多くの発見がある。息子の教育には悪くないかもしれない。

そうやって私は草刈をしない言い訳を見つける。


中3合宿(3)

塾で勉強合宿を行なうなら、生徒をヘトヘトになるまでしごかなければ意味がないと私は思っている。しごくことによって彼らの努力の「器」をじりじりと広げたい。合宿などという「非日常」の空間だからこそそういうことはやりやすいのだ。

写真は最終日の午前の勉強時間。生徒達の顔にかなり疲労の色が見えたので、15分間仮眠させた。皆見事に寝ている(笑)あっと言う間に彼らはこの体勢を取った。

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