エアロスミス

ここ数日、これにはまっています。忙しいと脳が逃避して、突然脈絡のない方向に興味を向けたりします。あとマクドナルドのコーヒーにもはまっていたりします。

この二人はいいところに目をつけたなと思いますし、東野幸治のつっこみのおかげで面白さが倍増します。(東野は)いい腕しています。楽そうに仕事をしていますが、この番組は東野でもってると思います。

おかげで、このあいだから、こいし師匠の物真似ばかり職員室でやっています。かなりうまくなりました。もしかしたら一時間こいし師匠の物真似で授業ができるかもしれません。





この一週間の忙しさと特色選抜入試

何とも忙しい一週間が過ぎた。一週間もブログを放置したのは初めてだ。

チラシの原稿書き、中3の特色選抜入試、中1、中2の期末試験の対策などやることだらけでキリキリ舞いしていた。

チラシは何とか完成させて業者の方に渡すことができた。杉山先生が「九州みかみ塾」のチラシを頑張って作っているのでこちらも負けていられない。忙しいけれど皆がイキイキと働いている。それはとても大切なことだと思う。

そして特色選抜入試。塾の中には特色選抜入試を受けさせるのに消極的なところもあるらしいと聞いたことがあるが、私はむしろ積極的に受けさせている方かもしれない。今年も多くの子が受けた。

今年は全部で7人合格した。これはかなり多い。そこまで合格すると思っていなかったのでびっくりした。やはりチャンスは積極的に生かしていった方がよいと思う。チャンスを生かすからこそ合格をつかみとることができたのだ。

特色選抜を受けさせないという方針の塾は「不合格になると気持ちが揺れてしまって勉強が…」と心配をされてるのだろう。(それ以外に受けさせない理由は考えられない。)しかしながら、そういうのはまったくもってよけいなお世話で、本人が受けたいというなら当然受けさせるべきである。

少なくとも「受けさせない」と強制するのは許されない。先生としては極めて合理的に作戦を立てておられるのだと思うが、「合理化」は必ずしもあらゆる場面で「正しいこと」ではないのだ。

教育にはどこか非合理的な部分がなければならない。教育活動のすべてに「意味」や「目的」を考えていくことはとても大切なことであるが、すべての部分がそうできるわけではない。そうできると思ってしまうのは「思い上がり」だ。説明のつかない「非合理的」なことが実は子どもを成長させているということはある。それを教育する側の思いつきや浅知恵で削り取ってはならない。

先日、テレビで美味しい味噌を作っている工場のことを放映しているのをたまたま見た。その美味しい味噌は、工場はすっかり清潔で近代的な建物なのに、肝心の味噌は巨大な木の樽で作られていて、しかも味噌の樽に乗せてある「重し」は何と「石」だった。なんと非合理的なことだろうか。

しかし、その味噌を作っている人たちは、それでないと美味しい味噌はできないと信じている。彼らにとっては木の樽と石の重しはどんなに工場を近代化し、合理化しても、美味しい味噌を作るには必要不可欠なものなのだ。

木の樽と石の重しの何が原因で味噌が美味しくなるのかは分かっていないが、それが味噌を美味しくしているということだけは分かっている。だからやり続ける。

教育にもそんなところがある。味噌は味が落ちるので、それが必要だったとすぐ分かるが、教育はすぐにその変化が分からない。だから怖い。だからこそ、思い上がらずに、謙虚に慎重に取り組まなければならないのだと思う。

残るは公立高校一般選抜入試。先生と生徒が一丸となって最後までベストを尽くしたい。








音楽のある生活

今更ながらiPodにハマッている。

iPodはCDからのインポートの設定を変えるだけで、劇的に音をよくすることができる。

元々iPodは(既定の設定だと)データ量を小さくするためにデータを間引いてインポートしているが、この設定を変えてやることによって、CDと同量のデータでインポートができるようになる。


しかも、それをすることによって、なんと!CDより音をよくすることができるようになるのだ。



なぜCDよりもよい音質が得られるかというと、CDはレーザーでデータを読み込んで音にしているのであるが、実は読み込みの際に「エラー」が出る。

CDプレーヤーはそのエラーを何とか補正しながら音楽を再生している。

つまりいくらかのデータをロスしたり、それをごまかしながら再生しているのである。

しかしながら、一旦iPod(ハードディスク)に取り込まれた「データ」はエラー無しに再生できるので高音質となるのである。

高いCDプレーヤーというのはこの再生時のロスを少なくするのに技術と費用がかかってしまうが、iPodはそこをあっさりクリアしてしまった。

10年前に何十万円もしたCDプレーヤーよりもフルでインポートされたデータを再生するiPodの方がよい音を出せてしまう。

凄い時代だ。

ちょっとお金を出した(といっても昔のオーディオマニアがかけていたような金額ではなく、何千円の世界)イヤホンを買えばそれだけで濃密な音に酔うことができる。

昔は聞こえなかった音がiPodで聴くと本当に聞こえてくる。

音の広がりが数段高くなる。

車にもこのiPodをつなぐと、まるでカーオーディオをグレードアップしたような感じになってしまう。


感動だ。


こんなことができるようになったのもハードディスクの値段が安くなったからだ。

CDをフルデータでインポートすると、大体0.7Gくらいだそうだ。

そうすると120GのiPodで170枚ほどのCDが入る。

コンピュータ側も今は外付けのハードディスクが安い。

何と1テラバイトのHDDが12,000円弱でアマゾンで買えてしまう。

さてこの仕様変更はいたって簡単。

〔編集〕→〔設定〕→〔一般〕→〔インポート設定〕→〔インポート方法〕→〔WAVエンコーダ〕→〔設定〕→〔カスタム〕→〔サンプルレート〕→〔44,100kHz〕→〔OK〕

で完了。

これで最高の音質が手軽に楽しめる。

よろしかったらお試しください。


壁と卵と

普段小説を読み漁る習慣のない私は正直に告白すると、村上春樹といえば、『ノルウェーの森』しか読んだことがない。(小説を読まないなどと言うと、知性の欠如を告白しているみたいで恥ずかしい。)しかし、彼のエルサレム賞受賞のスピーチには心揺さぶられた。(猫ギター先生も書いておられる。正直に告白すると猫ギター先生が感動した、と書いておられるのを読んで二度感動した。)

何かの団体が村上氏に受賞を辞退するべきだと声を上げていたそうだが、表現者に圧力をかけてどうするのか。それはあまりに知性に欠ける行為であると思う。自分達は正しいのだという「思い上がり」からくる不遜な態度である。

しかしながら、村上春樹は「行く」ことを選択し、かの地でスピーチを行なった。スピーチの内容が曖昧だとか分かりにくいという批判もある。私達はどうやら「アジテーター」の表現パターンに慣れすぎてしまったのかもしれない。村上春樹はアジテーターでも政治家でもない。彼は文学者としての戦い方をしたのだと私は思う。

何より私が凄いなと思うのは、彼はこのタイミングで自分のところにやってきた「カード」を絶妙に切ったことだ。表舞台を嫌う(そう聞いている)人物が躊躇せず動いた(まったく躊躇しなかったわけではないだろうが)。それは信念があるからに他ならないのではあるまいか。私はここに一番シビレた。

ところで、猫ギター先生と同じく私も子ども達を「強く」育てたいと思ってきた。ロマンを持ち、諦めないしぶとさがあり、自分自身を尊び、「技能」を身につけている子ども達。そんな「生きる力」溢れる子ども達を育てたいと思いながらこの仕事に携わってきてもう20年程にもなる。

子どもを逞しく強く育てたいなどと言いながら、私自身が未だ弱いままであったりするが、人間が本源的に弱い存在であるなら、私が未だ弱いままであってもそれは当然か。もしかしたら「強い人間」というのは弱さを自覚し、守るための「鎧」と戦うための「剣」を人生の中で身につけていった人のことなのかもしれない。そんなことをつらつらと思った。


Humpty Dumpty sat on a wall.
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king's horses and all the king's men
couldn't put Humpty together again.



てってーてきにむずかしい

最近息子のことをブログに書いていないのは息子と接している時間が短いからに他ならない。この頃は会うたび(←この言い方!)に彼の語彙が複雑になっていることに驚く。(そしてうれしい。)

「ボクはな、つみをおかしてん…」

「がんばらなあかんさだめやねん…」

「こっちのやつのほうがてってーてきにむずかしいねん」


アニメかなんかで覚えた語彙なのだろうか、日常会話でのミスマッチさが可笑しい。面白いのでそのまま喋らせている。

ただ最後のひとつは「そこは『てってーてき』じゃなくて『あっとーてき』の方がいいんじゃないかな」とは言っておいた。