それでも人懐っこい猫と出会った休日

昨日も家内の吹奏楽の練習のためにコントラバスを朝から運び、夜まで息子と時間を過ごした。

今回は京都の宝ヶ池まで行った。

宝ヶ池の駐車場はとてもじゃないが車を停められないので、北山通りのパーキングにクルマを入れ、そこからテクテクと歩いていくことにする。

昨日はとても天気がよかった。

暑過ぎず、寒過ぎず、黄砂もなくて空が澄んでいて気持ちがいい。

当然カメラ持参。

6000円くらいで買ったAGFA sensor 505-Dという、いわゆるトイデジというやつをポケットに入れて歩く。

とても軽いので全然苦にならない。

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北山通りで食事をする。AGFAはこんな感じに写る。昔のカメラっぽく写ってノスタルジックな感じ。


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宝ヶ池にはボート乗り場がある。こういう写真を撮るとコントラストがけっこう高い。いい色だと思う。


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鳩と鯉に餌をやる。

思えばこういう休みの過ごし方を息子にさせたことがなかった。


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鳩が手に乗る。子どもにはこういう経験は最高だろう。

シャッターチャンスに焦って、足が切れた。

残念(笑)


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どこでも全力で駆けるのは足が速くなりたいかららしい。


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どうしても猫に目がいってしまうが後ろに見える建物は国立京都国際会館。

あの京都議定書がここで議決された。


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一匹の猫が人懐っこく、息子にやたらと懐く。


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あっという間に相棒みたいになってる。


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しかしこの猫、よく見ると、片耳がスパッと切れている。

心無い人間がはさみか何かでやったのだろう。

それでもこの猫は人懐っこい。

なんとも言えない複雑な気分になる。

私は元々猫派なのでとても心が痛かった。


案の定、息子は家に連れて帰って飼ってやろうと言い出す。

我が家には犬がいるし、今さら慣れていない環境に置かれるとよけい可哀相だと言いくるめた。

(実際、猫達は丸々していた)



家内のお陰で息子と二人の時間が増え、色んな話ができる。

面倒くさいといえば面倒くさいが、こういう機会でもないとじっくり息子と話す機会はなかなか持てないのでそれもまたよしと思う。

今度は5月2日。

その日はどこへ行こうか。




させてみる指導


「ウチの塾では勉強のやり方を教えています」なんてセリフをよく塾のチラシなんかで見ることがあるが、たいていは先生が口頭でやり方を解説したり、せいぜいレジュメを配布して一通りの解説を行ってすませていることが多い。そういうのを「勉強のやり方を教えている」と言っている。

しかしながら、そんなことで生徒たちはその勉強のやり方を身につけることはほとんどない。クラスで一番まじめな子が一人できるかできないかというところではないか。言っても言っても(全員が)やるようにはならないので、ある程度のところで先生はあきらめて言うのをやめてしまう。

そうなってしまうのは指導の方法が生徒を変えることができない「イマイチの方法」に他ならないからである。少なくとも指導する側はそう思って、どうやったら生徒達ができるようになるか工夫をしなければならない。

生徒達に「勉強のやり方を工夫しろ」といいつつ、先生の側が教える工夫を怠っていたら生徒はついてこない。

生徒たちに勉強のやり方を身につけさせる一番の方法は先生の目の前でひととおりのことをやらせることだ。それより勉強のやり方が身に付く方法は無い。(あったら是非教えていただきたい。頭を垂れて謙虚に学ばせていただきたい。)

『やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ』と言ったのは山本五十六だが、「勉強のやり方」に関しては「させてみる」という指導が学校や塾の現場では非常に少ないように思う。せいぜい「やっておけ」どまりになっている。

問題集の問題をノートに解かせる。問題集別にノートを作らせる。ノートはゆったりと使わせる。日付を書く。問題番号を記入させる(こういうことすらやらない子が最初はいる)。間違えた問題に(問題集の方に)印をつける。

こんなことから始まる「勉強のやり方」を先生の目の前で、時間をとってしっかりとやらせてみる。一度だけでは駄目で、何回もやらせてみる。生徒達の集中力は家と授業では倍以上違う。授業の時間でひととおりやらせてみると、身につき方がまったく違う。特に勉強ができない子の身につけるまでの期間が圧倒的に違う。

勉強のやり方について「させてみる」指導が少ないのは、あるいはその発想自体が出てこないのは、おそらく指導の時間が足りないからだろうと思う。やりたいのはやまやまだが、時間がないので・・・ということはたくさんある。しかし、現場はいつも時間が足りないものである。ない時間を工夫し、時間をそのことにかけるからこそ重要視しているといえる。

限られた時間の中で、その先生が、あるいはその塾が時間をかけたことこそが、その塾の「大切にしていること」なのである。

教え子の結婚式

昨日は結婚式に出席した。

新郎と新婦は教え子であり、以前勤めていた塾で学生講師として大活躍してくれていた。

二人とも英語科の講師だったので、授業のイロハは私が教えた。

そんな二人が、私が大好きだった二人が、惹かれ合い、そして結婚する。

こんなに嬉しいことはない。

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Nikon D700

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Nikon D700

もちろん写真も撮った。

フル装備(笑)

8GBのカードに700枚以上撮った。

フィルム代の心配の要らないデジタルはとにかくシャッターを切りまくることが大切。



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Nikon D700


披露宴は二人の人柄がよく出ていて、本当に素晴らしいものだった。

出席した方々が二人のことを大好きなのがよく分かる。

見かけの豪華さはお金で買えるけれど、素晴らしい披露宴はお金では買えない。


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Nikon D700


新郎新婦の皆をもてなす気持ち、新郎の素晴らしいスピーチ、新婦の笑顔が素晴らしい披露宴をさらに素晴らしくしていた。

私もお祝いの気持ちを歌に託してギターを弾いて歌わせてもらった。


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最初、若い人に合わせてTrue Loveでも歌おうと思って練習していたが、10回くらい弾いていたらどうもいけない。

歌に飽きてきたのである。

どうも感情移入ができない。

やっぱり自分自身が気持ちをこめられる歌がいい。

ベタだけれど、「秋桜」を歌った。

ギターを3カポにして、キーはCm。

この歌にしてよかったと思っている。


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Nikon D700


二次会では他にも昔の教え子にも会えたり、懐かしい顔ぶれにたくさん再開できた。

「歌」と「写真」でなかなか疲労困憊だったけれど、素敵な×100な一日だった。





お好み焼き屋

塾の近くにチェーン店のお好み焼き屋ができた。

午前4時まで営業しているとのことなので、夜の遅い職業である私達が大喜びしたのは言うまでもない。

どうも関西人はチェーン店のお好み焼き屋が美味いはずがないなんて思っている節がある。

ところがどっこい、このお店、美味いのだ。

しかもこの店、自分で焼くスタイルの店なので、私は俄然イキイキしてしまう。




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お好み焼きはふわっとしていて軽く、いくらでも入る感じ。

塩焼きそばは絶妙な塩加減。

日曜日は店員の女の子が狸の着ぐるみ姿でお好み焼きを運んでくれる。

遅くまで開いている店としてはとても手軽なのでちょくちょく通っている。



ただ、持ってくるものを忘れたり、オーダーでミスをしたりするのがちょくちょくあるのはご愛嬌といったところ。

開店間無しなのでスタッフの仕事が安定していないのだろう。

それでも「美味しいので許す!」という感じだ。

(糖質カットダイエットをしているというのに・・・)








人材育成と

私がSORAでスタッフの人材育成に関して大切にしていることは二つ。

できる限り、先生が生徒達のために持てる力をありったけぶつけることのできる環境を作ること。

そして、できる限り、頑張ってくれているスタッフ達にきちんと報いること。


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頑張れる環境を整備せずに「頑張れ」もへったくれもない。

そして頑張ってくれているスタッフに報いもせず、「頑張れ」はありえない。

また、「頑張り」が調和していない組織は少しずつ歪んでいく。



実は今の世の中、その「当たり前」のことができていない組織が山ほどある。

あるいはその「当たり前」が見えていない組織も山ほどある。

逆に言うなら、「当たり前」をきちんとやればとても勝ちやすい時代だということだ。