2010.04.28 Wednesday
2010.04.27 Tuesday
今日生徒に言ったこと(36)
勉強ができるようになるためには「徹底的な反復」「正確にやる」「最後までやる」ということが大切です。この三つをやって、勉強ができないということはありません。
昨日は中1の保護者会(保護者、生徒共に出席)だった。
その保護者会での言葉。
私は教育の方法、学習の方法に関しては、新しいものよりも、歴史をくぐり抜けてきた「古いもの」の方に信頼を置いている。
「新しいもの」の中には素晴らしいものもあるが、多くは未検証なものも多い。
そして何より、「新しいもの」の中には、「すぐ伸びる」なんていう、即効性だけが謳われているものも少なくない。
「○○メソッド」とか「○○式」なんていうのがもてはやされる昨今であるが、結局どんな勉強法も、真面目にやり続けなければ成果は出ない。
結局、私が言いたかったのは「近道はない。真面目にやり続けよ」ということである。
勉強がすぐできるようになる、手軽でいい方法がどこかにあるのではないかと思い、心が落ち着かず、すぐに違うものに目移りしたり、中途半端に放りだしてしまっている子は多い。
そして、ちょっとやってすぐ(点数アップなどの)見返りを求めてしまう。
それでは大きく伸びることはできない。
今の生徒達にもっとも必要なことは、「これを徹底的にやって身につけるのだ」という、心の座りと覚悟である。
そういう我々の方針を保護者にも生徒達にも聞いてもらった会だった。
2010.04.19 Monday
休日の若草山、そして息子の担任の先生のこと
昨日、朝は気持ちのいい天気だったのに、午後からは曇り。
せっかく若草山の頂上に(車で)行ったのに、変な天気だった。
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro
息子はシカせんべいを鹿に与えようとするが、あんまりたくさんの鹿が寄ってくるので、慌てて逃げ出したら、反対側にいる鹿に蹴られ、子鹿にせんべいをやろうとして母鹿に威嚇され、となかなかよい経験をした。
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro
↑鹿に蹴られた跡(鹿は前足で蹴る)
鹿の威嚇は、前足をまっすぐ持ち上げてタシンタシンと地面に振りおろすのだというのは初めて知った。
一所懸命威嚇していたけれど、あんまり怖くなかった(笑)
鹿の写真を見ると、どの鹿も薄汚いが、これは冬毛と夏毛の生えかわりの時期なので仕方がないのだ。
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro
持ってきた安物の双眼鏡で遠くを見る。
天気はよくなかったが、見晴らしのいい場所は本当に気持ちいい。
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro
ここへ来たら、必ずこの樹の写真を撮る。
変な天気だったので、写真も何だか幻想的になった。
ところで、話は変わるが、息子の小1のときの担任の先生が仕事を休職され、海外青年協力隊でアフリカに行かれることになった。
私の息子は、忘れ物大王で、授業中でもいきなり突飛な話を始めてしまうような(昔の私にそっくりで驚く)子なのだが、そんな息子にも、先生は根気よく、丁寧に、厳しく指導してくださった。
実は、私は、先生のことを、先生が中学生の頃から知っており、大学時代もちょっとした接点があった。
だから息子の入学式で、彼女が息子の担任になると知ったときにはたいそう驚いた。
入学式の後のオリエンテーションでの堂々とした話しっぷりに驚き、そして、家内からの話を聞くたびに、本当に立派な先生になられたと思っていた。
そして今回の海外青年協力隊。
子供達は先生とのお別れに皆大泣きしていたのだそうだ。
よい先生との出会いは子供を成長させ、その可能性を広げる。
自分も生徒達にとって、そういう存在であれるように、謙虚に努力していきたい。
そして彼女のように、チャレンジ精神を持って頑張っていきたいと思う。
2010.04.16 Friday
あ〜もう雨ばっかり
2010.04.15 Thursday
4年の月日
先月、卒業していった中3の「お別れパーティー」をやった日、以前勤めていた塾の生徒だった子らも大学が決まったと報告するためにSORAまで来てくれた。
4年も前に、しかも、中2の一年間を教えただけなのにもかかわらず、12人もわざわざ来てくれたのである。
とても嬉しかった。
彼らは高校になってもしっかり勉強を続けていたようだ。
なんせ、訪ねてきてくれた12人のうち、医大、医学部の子が5人、京大の子が6人である。(ちなみに京大で医学部という子が2人いる)
他の子達も国公立や私立の難関校ばかりだった。
すごいものだ。
この子達は中学時代、難関校を受験するクラスに在籍していて、ガンガン鍛えられてた。(もちろん彼らも努力を積み重ねた)
難関大学に進学するには、高校から勉強を本気で始めたのでは難しいものがある。
行けないとは言わないが、苦しい努力を強いられる。
中学で鍛えの入った子は、やはり高校で頭角を現す。(もちろん勉強を続ければの話)
難関大学に行きたければ、中学生諸君は、奈良高校や畝傍高校に入ることだけを目標にしたような勉強をしていてはいけない。
SORAのカリキュラムは、単に高校入試に合格すればそれでよいというものにしていないのは、そのことを痛切に感じるからだ。
今、多くの中高生は「点数」と引き換えにできるような勉強、つまり目の前のテストの点数を取るための勉強、たとえば、中間試験や期末試験でよい点数を取るための勉強しかやっていない。
勉強とはそういうものだと思ってしまっている。
もちろん、そういう勉強も大切ではあるが、それだけになってしまってはいけない。
勉強というのは本来そういうものではない。
本来の勉強は、それを自分自身の「血」や「肉」にすることを目指すものでなければならない。
毎日勉強する習慣や、考える習慣をつけること、学び方を学ぶこと、勉強を通じて、自己の成長を目指すことなど。
それが本来の勉強の在り方だと思う。
いつしか、そういう勉強をすることの大切さに気付き、努力をした人が、結果として、目指す大学に合格する。
「よい学歴」を得ることが「目的」ではなく、気がつけば自己向上の手段のひとつになっていたのが理想ではないかと思うのだ。
目指す大学に合格するためにも、そしてよい人生を歩むためにも。
そういえば、ブログを書きだした頃、こんなブログを書いていたことを思い出した。
あれから4年月日が経ち、この子は京都大学医学部に合格し、医学の道を志すと、この日私に話してくれた。