2010.10.29 Friday
藤井G回
先日、藤井のG回の成績が返ってきた。
今年の中3生達もしっかりと結果を出し始めてきたようで、春の時点では、実力が低かった今年の中3も、昨年の学年にだんだんと追いついてきている模様。
ちょっと一安心というところであるが、もちろん油断はできない。
まだまだ伸ばしていかないと志望校に通らないという子がたくさんいる。
五ツ木の模試や、この藤井書房の模試は、今の自分と志望校までの距離を測る試験であり、自分自身の課題を見つける大切な試験である。
ところで、奈良県の方にしかわからない話で恐縮だが、私は特にこの藤井書房の模試を重要視している。
この模試は、奈良県公立高校入試を意識して、傾向、形式その他あらゆる意味でそっくり問題になっている。
だから、この試験で安定した結果が出せるということは、実際の公立入試でもしっかりと結果を出せる可能性が高くなるということなのだ。
私立高校の入試に比べ、公立高校の入試は、指導要領外の問題が出せない分、難易度が低いと甘く見る(塾の)先生もいるかもしれない。
しかし、奈良県公立高校の入試は記述が多く、付け焼刃の指導では点数が出せない。
放っておくと、学校の成績がよい子でも、点数が出せない子はからきし出せない。
記述する力を伸ばすのは時間がかかる。
だから「間に合わなかった」という子を出さないために、早い時期からしっかり指導を行っている。(もちろん私立の対策も抜かりなく行っている。)
今回のG回、3校ほど、学校トップがSORAから出た。
この試験は、中学校の生徒全員が受けているわけではないが、塾へ通っている子の多くは受験しているので、塾対抗戦みたいな感じになっている。(受けていない塾ももちろんある。)
そんな中で、「トップ」というのはやはり大したもんである。
また、全受験者中、ベスト10にSORAの生徒が2人入っていた。
ウチの塾の規模を考えると、これまた大したものである。
さらに、この2人は英語、数学ともに満点で、英数順位は県一位だった。
ちなみに度数分布表を調べてみると、全受験者中、英数共に満点だったのは、この2人だけだったので、そう簡単に満点が取れるテストではなかったということである。
県内には勉強を頑張り、成績のよい子も数限りなくおり、様々な塾へ通い、先生の熱い指導を受けている。
それでも、英数で満点を叩き出したのが、ウチの生徒だけだったというのだから、SORAの公立入試への対策はそれなりのものであると言っていいと思う。
不景気のせいもあって、私立を志望する生徒が減少し、私立は少し合格しやすくなっている。
つまり、それは公立を志望する生徒が増えるということである。
そういう状況の中で、定員が減らされた高校すらある。
熾烈な戦いが予想される中、一人でも多くの子が自らの希望を叶えられるよう、全力を尽くしていきたい。