2012.03.31 Saturday
2012.03.29 Thursday
宇宙兄弟
2012.03.28 Wednesday
iPad3購入
Softbankの電波の悪さに一度はiPhoneと縁を切った私であったが、auがiPhoneを取り扱うことになり、再びiPhoneを手にした。
auはSoftbankの10倍くらいきちんとつながる感じがする。
iCloudの便利さに感動して、一気に新型iPadまで手に入れてしまった。
GR DIGITAL4
Flickr(写真共有サイト)に入れた写真がいつでもどこでも取り出して見ることができる。
おまけに新しいiPadはとにかく解像度が高くて、画面が美しい。
どんなに目を凝らしてみても、液晶のドットが見えない。(パソコンの画面なら見える)
それくらい細かく、なめらか。
上の写真の壁紙に写った紙のしわ!
iPadに表示された画像をGR DIGITAL4で撮影してこの美しさである。
このiPadを手に入れるために、再び電波の悪いSoftbankと再び付き合うことになったわけだが、やっぱりSoftbankというのは駄目だと思った。
Softbankセレクションの画面防護フィルムは「艶消し」で蛍光灯などの写りこみはないが、そのために著しくiPad3の画質を落としている。
こんなものをよく自社のセレクトで販売しているものだと思う。
画質が売りのiPad3がそこらへんの安物フォトフレーム以下の画質になってしまう。
亡きジョブズが見たらさぞかし嘆いたことだろう。
(ジョブズはiPhoneにカバーケースをつけて使っている人を見ても怒っていたそうだ。いわく、美しいiPhoneのデザインが台無しということだったらしい。)
一回貼ったが、それだとあまりにも惨い画質になるので、新しいのを買って張り替えた。(高かったのに)
写真はもちろん張り替え後のものである。
GR DIGITAL4
気に入った写真をこうやってみることもできる。
iPhoneで撮った写真などは自宅へ帰った瞬間に有線でコネクトすることなく、iCloudで同期され、それはiPadにも共有される。
これが便利。
それは写真だけでなく、文書やメモもそうで、evernoteやDropboxと共に使用すればさらに便利である。
入院しているときにこれがあったら、もっと色んなことがスムーズにいったし、家内に迷惑をかけることもなかっただろう。
GR DIGITAL4
いっそのことパソコンもMacにしてしまおうかという勢い。
写真を撮ったり、整理したりするのにはやはりMacが便利だ。
ところで、iPadはもう少し小さくてもよいのではという声があるらしい。
それでもAppleがそうしないのは将来的にiPadを学校教育の場に持ち込もうとしているからという話を聞いたことがある。
将来、教科書や教材をiPadで、という世の中になるかもしれない。
進歩的な人はそれが正しいことと思っているが、私は反対だ。
教材の一部がiPad、くらいならいいが、全教科の教科書をiPadに入れて、これひとつだけ持って学校へ行く、なんていうのは駄目だと思う。
高校生や大学生なら何とかいけると思うが、小中学生には絶対に向かない。
小学生が使ったら、きっとiPadを落として壊すだろう。
授業中、「先生、バッテリーが切れました」という子が出てくるだろう。
大人でも携帯で電話していて、「あ、ゴメン、電池切れる!」とか言っている人がいるのに、時間割をろくすっぽできない子が、毎日マメにiPadを充電できるだろうか。
全部そこに入っていれば、それ一つなければ何もできないということだ。
これでは現場は混乱する。
かといって、そういうことを考慮して設備を整えるのには莫大な費用がかかる。
これだけ考えても子供の集団をiPadで教育するのは無理がある。
操作も難しい。
誤作動も僅かながら出る。
鉛筆の持ち方が悪くて、勉強に遅れる子がいるというのに、iPadが上手く操作できなくて勉強が遅れていく子なんてもっといるだろう。
現場の視点から見ると、とてもじゃないが使えるものではない。
iPadは「個人」のツールで、集団には向かないと思う。
ただ、その点を踏まえれば、iPadには大きな可能性がある。
自分自身で使って、色んな可能性について考えていく価値は間違いなくある。
2012.03.24 Saturday
高校1年コース開始
4月よりSORAでは高校1年コースを開講する。
高校1年生でしっかり勉強をすれば、よい大学へ合格する可能性はうんと高くなる。
私立中学へ進学した子は中学のときに遊んでいても、高校1年からは「そろそろ勉強しないと・・・」と言って勉強し始める子が割合に多いが、公立高校へ進学した子は高1で遊んでしまう子が多い。
これが後で痛手となる。
高校入試は1年や2年しっかりやれば何とかなるものだが、大学入試はなかなかそうはいかない。
高校生活の最初の1年を後々後悔することのないようしっかり指導していきたいと考えている。
多くの塾では中学生のときの担当の先生と高校生を教える先生がガラっと変わってしまうが、SORAではそのまま担当者が持ち上がる。(ここがけっこう大切)
そのため、外部よりの募集はせず、SORAの卒塾生のみを対象とする。
高校でも通うのに、「卒塾生」はおかしいと思われるかもしれないが、私は一旦彼らを送り出したつもりでいるのだ。
高校でも通いたいという子はあらためて申し込んでもらうという形にした。
無断欠席や勉強をやらない場合は容赦なく退塾にするが、それでもよいと思った子だけ通ってもらう。
申し込みは本人が電話ですること。
学校は問わない。
学力も問わない。
(ただし授業は奈良や畝傍の生徒のつもりで行うので、学力が足りないと思う人は頑張って欲しい。)
申し込み先着順で受け入れる。
(早さはやる気の表れと受け取る)
教科は英語と数学であるが、他教科の質問は歓迎。
今日から申し込みを開始したが、受付開始の2時から連続で電話がどんどん鳴る。
一日で定員が近づくところまで席が埋まった。
(一旦自分でやってみて、成績が悪いようなら・・・というのはこのコースの主旨と違うのでできるだけ早々に締めきりたい。)
高校での生徒達の勉強や学校の大学受験の指導については色々思うことがあり、教科の勉強のことだけでなく、大学受験の勉強の進め方に関する私の考え方を生徒達に伝えていきたい。
この20年の間、凄い大学、それこそ東大や京大に進んだ子らが何人も「kamiesu先生の教えてくれたことだけで高校の英語も大学受験もほぼ何とかなりました」と言ってくれた。
お世辞というのも多分にあろうが、わざわざ大学受験が終わって、そう言いに来てくれる。
自惚れだけで思うのではない。
彼らの言葉の中には、確かにお世辞だけではない「何か」が間違いなくある。
じゃあ高校生を教えたら、生徒達はどう感じてくれるだろうか。
今年も新たなチャレンジがある年になる。
楽しみだ。
GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro
今年は我が家の前の早咲きの桜も蕾が固いまま。
でも確実に時は過ぎていく。
2012.03.22 Thursday
奈良県公立高校入試、進路指導のこと
私は奈良県公立入試の発表が終わると、その年の受験の結果、「どこの学校に何名合格した」というのを即日ホームページにアップすることにしている。
何といっても「奈良・畝傍・郡山高校を目指す塾」と看板やチラシに書いているくらいなので、結果を公表するのが筋だろうと思っているからだ。(今年もそうした。きっと奈良県の塾で一番早かっただろう。こんなことを自慢してもしょうがないが。)
今年は大変な一年だった。
昨年の4月から「この学年の入試、特に公立入試は熾烈な戦いになりますよ」と生徒達にも親御さん方にも伝えていたが、実際そうなったと思う。(正確には「この学年には勉強ができる子がたくさんいますよ。戦いが熾烈になりますよ」と1年前からずっと言っていた。)
結果、私が言っていた通り、公立上位校の倍率が高くなっていた。
教育委員会も奈良や畝傍、郡山の定員を減らしたいと考えていると思うが(この3校だけ定員が多いままだ)、これでは減らすに減らせないといった状況だろう。
しかも年ごとに微妙に合格ラインが動くのがやっかいなところだ。
ここが難しい。
私は奈良県の塾講師の中で公立高校の合格ラインを読むのが一番上手いと思っている。
昔から上手いつもりだったが、SORAを開いてからさらに上手くなったと思う。
そういうことは学力を伸ばすことの本質ではないが、血というのか、習性というのか、「予想屋」みたいなことをするのは嫌いではないし、これはこれで大切なことだ。
「上手い」と自負するからには、どこの塾もけっして書くことができないようなこともちょっと書いてみよう。
(私が私の責任において、自分の塾で生徒や保護者に話してきた内容です。参考にしていただくのは結構ですが、クレームや質問は受けつけません。)
実は、畝傍高校のここ3年の合格ラインはけっこう動いていた。
高くなったり、低くなったりしている。
今年、24年度入試は私が定めた基準値より、5点高く、23年度入試は基準値より5点低い。
22年度入試は何と10点高かった。
ということはこの3年で最大15点の振れ幅があったということだ。
H.22 『基準点』+10
H.23 『基準点』−5
H.24 『基準点』+5
(この数値は外れていないと思っている。こういうところに書くくらい自信があると思っていただきたい。終わった入試のことならいくらでも偉そうに言えるではないかと突っ込まれそうだが、私はこのラインで進路指導を実際行ってきた。入試が終わった後で修正をしてモノを言っていたら、保護者や生徒から「先生、そんなことを言ってなかったじゃないですか」ということになる。)
この平成24年度入試で、『内申点+藤井書房の模試÷2』、あるいは『内申点+公立過去問』の385点満点で平均290点では畝傍高校は合格できない。
中にはそれで合格したという子もいるだろうが、それは「大逆転合格」であり、そこを基準に進路指導をしては駄目だ。
それでは不合格者が続出してしまう。
かと言って、385点満点の330点辺りをラインにしたのでは高過ぎる。
もっと低くても畝傍高校は合格できる。
小さな塾でどうやってそういうラインを読むことができるのか。
ここに書いてもよいが、書いたとしても、当然それは一朝一夕にできるものではない。
とはいえ、大体のところだけは書いてみよう。
私は先に書いた、例年の『基準値』をあらかじめ生徒達に提示しておき、それで進路指導を行う。
ギリギリのところまで「耳をすませておく」と、色々見えてくることがあるので、そこでその年のラインを読む。
ラインギリギリの子にはそこでそのボーダーラインを示し、再考させる。
このような流れで「最終ライン」を決めているのである。
この「耳をすませておく」というところがポイントである。(ぼやかして書いていますが、察してください。)
アンテナは張り巡らせておかなければならない。
つまりは生徒の話をよく聞くのである。(小さな塾をやってこれができるようになった)
ただ先に書いたように、このようなことは生徒達の学力を伸ばすことの本質ではまったくない。
自慢げに話すものでもないが、世間には、さほどでもないノウハウを大層なことを言って大きく見せている人も少なくないので、多少具体的に書いてみた。
進路指導にも塾それぞれの考え方があり、それらが一人ひとりの進路指導に大きく影響を与える。
奈良・畝傍・郡山の合格者数をとにかくたくさん出したい塾は、倍率の低い年には合格者がたくさん出るが、倍率が高い年には合格者がガクッと下がることが多い。
合格率を上げたい塾は、合格ラインの『基準点』の数値を高めに盛る。(合格ラインが読めていないので、慎重に高めに出している場合もある。)
どういう考えを基に進路指導をしているのかが透けて見えてくる。
ただ単に「合格者数」だとか「合格率」だけで適正な進路指導ができているかどうかは分からない。
ましてやその数字だけで、それがよい塾だという判断はできない。
数字が切り取るのは「断片」であるから「切り口」を工夫すれば、真実を曲げることもできるからである。
キーワード
畝傍高校 偏差値 合格ライン 内申点