自由へ至る道は

 昨日昼間、日本一のアコースティックギターの巨匠と日本一のマリンバ演奏家のジョイントコンサートに行ってきた。


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GR DIGITAL4 (コンサート前と後は写真を撮ることができました。マニアが見たらヨダレをたらしそうな写真)




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何の分野であれ、一流のパフォーマンスを見るのは勉強になる。

プロの心構えとか、あり方、そして何よりプロの凄みを目の当たりにできる。

一流の演奏家はリラックスしていて、心が自由だ。

ああいう授業を目指したい。

しかし自由を手に入れるためには、地道な基本を大切にした修業こそを大切にしなければならない。

「自由」に至る道は勝手気ままには歩めない。

それはとても窮屈で不自由なものなのだ。







みんな春をまっていた

 

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あれこれ

SORAの中1生は入学式直後の授業は制服で来るということに毎年なっている。



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SORAの生徒が制服で塾へ来るよう指定されるのはこのときと、公立高校入試直前の最後のテスト会のときの2回だけ。


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この春卒塾していった中3生のそのテスト会のときの様子。

ほんの一ヶ月前のことなのにずいぶん昔のことのよう。

高校の入学式も終わり、彼らの高校生活もいよいよスタート。



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桜が満開で一番いいタイミングのときに天気がよいとは限らない。

ベストタイミングのときに雨が降っていたり、黄砂だらけということも少なくない。

しかしながら、今年はなかなか良いタイミングでしっかり晴れてくれた。


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今年は桜の写真をかなりしっかり撮ることができた。

満足。





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京都の工房に預けていた家内のコントラバスを取りに行った。



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楽器製作の工房は相変わらずワクワクする。


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今日は雲ひとつない快晴で、工房の近くの川の堤防の桜が満開でとても気分がよかった。









ご入学おめでとうございます

 中学校ご入学おめでとうございます。


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『今日よりぞ 幼心を打ち捨てて 人に成りにし 道を踏めかし』

これは吉田松陰が26歳のとき、元服した従兄弟に贈った辞だそうです。

「今日からは親に甘える心を捨て、独立した人間になるために歩んでいきなさい」ということでしょう。

今日ご入学をされる皆さんは、昔の元服にはまだ早い年齢ですが、大人になってゆく一歩をこれからは踏んでゆくのだという覚悟のようなものを持って中学生になってもらいたいと思います。

一枚目の写真は昨日撮った桜の写真で、これからまさに咲こうとしている桜の花を写しています。

今の君達のイメージと重なります。

そして下の写真は今日の朝撮った写真です。

皆さんの入学式の日に咲いている桜です。




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『今日よりぞ 幼心を打ち捨てて 人に成りにし 道を踏めかし』

この言葉と2枚の桜の写真を私より皆さんに贈りたいと思います。




新しい先生を迎える

 新年度を迎え、SORAでは新しい学生スタッフを迎え入れている。


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GXR+GR Lens A12 50mm F2.5 Macro


今のところ、正式に採用したのが3名で、仮採用が1名。

通年の時間割はきちんと回っているにもかかわらず、新しい先生を多く採用するのには理由がある。

SORAでは学生の先生に正式に授業を持たせるのに、今のところ1年という時間をかけているからだ。

一年の間、授業もしない先生に給料を払い続けるのである。

他の塾の先生にこれを話すと一様に「信じられない」と言われる。

でも、進学塾SORAではその「信じられないこと」を実際にやっている。

くわえて言うと、SORAの学生スタッフはべらぼうに給料が高い。

他塾に比べると、25パーセントから50パーセントは高いだろうと思う。

よい人材を得るのにお金をケチることはできない。

人材投資にこそ、お金をかけなければならないと思っている。


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GR DIGITAL4 (さくらんぼの実をつける桜はこの種類。)


SORAのスタッフはベテランと若い学生スタッフで構成されている。

ベテランスタッフだけで授業を回せないこともないが、私はあえて学生スタッフも(割合としては高くないが)授業に入れるようにしている。

何故か。

その方が生徒達の学力が伸びるからである。

一般的に保護者の方はいわゆる「専任講師」の方が授業も分かりやすく、学力を伸ばせると思ってらっしゃるが、実はそんなことはない。

学習塾の専任講師の中には長いものには巻かれろ、面倒なことは大嫌い、と適当に仕事をしているような人も少なくない。

実際、大手塾では学生バイトに陰で呆れられ、馬鹿にされている専任講師など山ほどいる。

向上心や情熱も無く、そうだとばれないように上手にカムフラージュし、やる気があるように見せている大人がどんなに多いことか。

そんな人は一般の会社にも山ほどいるだろうが、一般の会社にいるのだから、当然、塾にもそんな人は山ほどいるということである。

そのような府抜けた「専任講師」に比べれば、一流の大学に通う、知的な学生は生きの良さが全然違う。

若いというだけで子供を引っ張るアドバンテージがある上に、向上心と純粋な気持ちにあふれている。

くわえて、自分が受験をしたときの記憶や経験がまだまだフレッシュに残っており、さらには私のチェックが入り、日々指導を受けているのである。

念のために言っておくと、SORAの専任講師に先に述べたようないいかげんな先生はいない。

SORAの専任講師にとって、私は雇用主という感覚ではなく、「師匠」であり、彼らは「弟子」のつもりで私のところにいる。

自分の力量を上げるために私の元にいる。

(こんなことを真顔で言う私はよっぽどろくでもない経営者かもしれないが、それくらいの「狂気」無しに本気の塾は作れないと思っている。)

組織論になるが、「全員がベテラン」のチームはなかなか上手くいかない。

ベテランがおり、中堅がおり、若いスタッフがいるチームの方が上手くいく。

年俸の高いスター選手ばかり揃えた巨人がそうそう優勝できるわけではなかったのを考えると分かっていただけると思う。

「ベテランの専任講師ばかりで教えています」と言うと、外には聞こえがよいが、何と言われてもよい。

私は実の方を取っている。

多く集めた人材はただ遊ばせているわけではもちろんなく、彼らにはやってもらわなければならない仕事がたくさんある。

私達だけでなく、彼らにも、質問に来た子に対応したり、学習の遅れている子の補習を担当させる。

人数がいるので、補習にしても「個別指導」のような形で行うことができる。

特に今年の中3生のNクラスは例年に比べ、学力が高くない。

次の桜が咲く頃、何の悔いも残すことがないようにするためにも、総動員でこれに対応したい。

「面倒見よく教えます」「分かりやすく教えます」などとチラシに書くのは簡単だが、実際、このように人材をしっかり確保し、コストをかけ、維持している塾はほんの少数だ。

えらそうなことを言っていても、日々の時間割を回すのにアップアップしている塾だって少なくないことを私は知っている。

「先生のやる気」だけでは生徒のことを伸ばすのは難しい。

コストのことを度外視して、こういう地味なところにも力を入れているからこそ、進学塾SORAはどこの塾もできないようなことができ、多くの生徒の学力を伸ばせているのだと思っている。