2012.09.21 Friday
綺麗事も煎じ詰めれば純粋(ピュア)になれる
私は塾経営をするにあたって、「どうしたら新規に生徒を獲得できるか」という「売り込む努力」についてはできるだけ考えないことにしている。
そんなのは経営者としてどうかと言われると、たしかにそれはどうかと自分でも思うが、「顧客獲得」やら「集客ノウハウ」なんていうのは、世間に得意な人がいっぱいいるだろうし、素人がそんなことをあれこれ考えてもうまくいかないにきまっている。何よりそういうのはやりたくない。
私(私達)が考えているのはたったひとつで、それは「精一杯よい仕事をして、世間の人に気づいてもらおう、振り向いてもらおう」ということだけだ。
自分達の力量(商品)を徹底的に磨いて、「ここなら自分(我が子)を伸ばしてくれるかもしれない」「この塾で学んでみたい(学ばせてみたい)」と親や生徒に振り向いてもらい、集ってもらえる「商品」を創造したい。そういうスタンスでいたい。「売るための努力」をするならば、「よい商品を作る努力」に全部力を注ぎたいのだ。
こんなのは綺麗事といえば、綺麗事だ。しかし、やりたくないことを無理にやっても勝てるわけはない。だから、やりたいことを徹底的に磨いて強固にしていく。それは、将棋で言うところの「穴熊戦法」みたいなもので、ある意味、それはしたたかな「やり口」でもあるのかもしれない。
私の尊敬する赤虎先生がツイッターで以下のようなことを書いておられた。
営業電話がうっとうしい。「弊社は塾様向けの生徒獲得の為のナンチャラ…」という電話が頻繁にかかってくるが、生徒は「獲得」するものではない。彼らコンサルティングにとっては、顧客や生徒は「獲得」すなわち「ゲット」するものなのだ。チャラ男が「彼女ゲット」と言っているのと何ら変わりない。
赤虎先生の仰るように生徒は「獲得」するものではありませんね。先生の仰ることに100%同意いたします。
SIGMA DP2x こういう黄色いかぼちゃのことをpumpkinといい、緑のやつはsquashといいます。