タイムドメイン

とても評判のよいスピーカーを購入した。

これ↓↓

http://www.timedomain.co.jp/product/product.html

これの「タイムドメインmini」というやつ。

最高にいい買い物である。

アコースティック系の小編成の音楽が最高だ。

特にギター。

ジャズもいいと思う。

自然な音というのはかくの如しという感じ。

これで二万円しないなんて信じられない。

PCにつないで聴いているけれど、大層なオーディオは不要な気がしてくる。

当分癖になりそうである。


Kさんのこと

Kさん(女性)から昨日ずいぶんと久しぶりに電話があった。

結婚するのだそうだ。本当にめでたいし、嬉しい。何か本当に嬉しい。

実は以前書いたこのブログの女性の方の先生だった子である。

今は製薬会社でMRという仕事をしている。なかなかハードな仕事だと思う。入社前、「プレゼン」をパワーポイントでやらされる研修があったそうだが、同期の中で圧倒的に上手かったらしい。当たり前である。私に徹底的にしごかれて、100人以上の前で話す経験を何度もやっている。場数が違うのだ。

このKさん、塾に入ってきた頃は先生としてそんなにパッとしなかった。下手じゃないけど、ぐっとくるほど上手くもない、そんな授業をしていた。しかし中3を担当した秋のこと(多分秋くらいだったような気がするが違っているかもしれない)、モニターで授業を見ていると、何か今までと全然違うのである。上手くなっている。迫力がある。説明の手際がよくて、よけいなダレがまったくない。

凄いと思った私は嬉しくなって、授業を終わって職員室へ戻ってきた彼女を捕まえ、別室に呼んだ。そして「いやあ、K先生、授業うまくなったねえ。凄いわ〜。全然今までと違うやん。もうばっちり!」とハイテンションに彼女を褒め称えた。

しかしである。にっこり笑ってくれるかと思ったらなにやら様子がおかしい。彼女は泣き出した。予想外の展開だ。女性に泣かれると男はパニックになる。このハイテンションの持って行き場を失くした私は慌てたあげく、「ご、ごめん」と訳もなく謝っていたような気もする。

ゆっくり落ち着いて話を聞いて、事の真相がはっきりする。つまりは嬉しくて泣いたのだそうだ。自分の授業に満足できず、自分はずっとこの仕事に向いていないと思っていて、いつもいつも自信がなかったのだという。それが思いもかけず、私に褒められ嬉しかったのだそうだ。私はほっとしたが、同時にこの子の純粋さというか健気さに胸が熱くなった。

人は一つのきっかけで大変身することがある。Kさんはこの後、メキメキと腕を上げる。何と言うか存在感が全然違ったものになった。ある生徒が私のサイン帳だか、手紙だかに「kamiesu先生とK先生は私が今まで習った先生の中で一番授業が上手かったと思います」と書いてあった。私と同格である(笑)確かに彼女は私の授業を見学し、オリジナルの私の授業よりも緻密に授業をやっているときもあったのである(笑)(みなさんこういう経験はありませんか?)

気がつけば、健気な「やられキャラ」だったのに、「姉御肌キャラ」になっていて、私はずっと彼女のことを「男前」と思っていた。

目的意識が高く、授業をやりながら、就職活動もパワフルにこなし、第一志望にスパッとパスしながら、TOEICの勉強もこなし、たしか800を越えていたと記憶している。凄いヤツだった(笑)

はー、Kさんが結婚かあ。でもここだけの話であるが、彼女はまったく料理がダメなのである。大丈夫だろうかと一抹の不安がよぎるが、きっと根性があるので克服するであろう。

おめでとう、Kさん。幸せになってね。



再会

今日は大学受験を終えた昔の教え子達と食事に行く。

久しぶりの再会だ。

こういうのは塾講師冥利につきる部分だなあといつも思う。

待ち合わせ場所はウチの塾だ。

迷う子はいないだろうか…ってもう18歳だから大丈夫か。

何食べようかな。

はあ〜

なんか


今日はため息をつきたくなることが重なる。




こういうときこそ気持ちをコントロールして



頑張ろう。


頑張ろう。


いえーい





美しい風景

今日は知り合いの宮司様が祭式を屋外で行うので、その準備のお手伝いをさせてもらった。私の係は「竹の準備」。塾の仕事を手伝ってくれているH君の家の裏の竹藪に竹を取りに行った。「竹」というのはよく地鎮祭なんかで立てているあんな感じの竹である。

H君の家は田舎にある。私の家も都会ではないが、H君の家は山の中を車でどんどん走っていったところにある。正直、私は彼の家の田舎度をナメていた。私の予想に反して、どこまでも山の中を走っていかなければならなかった。

朝の7時に行かせてもらって竹を切ったのであるが、今朝はとても寒く、道は一部凍結していた。しかしながら、天気はとてもよく朝日がきれいに差し込んできた。塾講師はこういうことでもないと、朝7時の太陽を見ることなど滅多にない。それだけで非日常なのである。

しかしながら、その朝日の中、私はさらに「美しいもの」を見ることができた。

最初はそれが「雪」だと思ったのだけれど違う。空気中の水蒸気が急激な冷え込みで一気に凍り、小さな氷の粒になって、空気中に浮かんでいたのだ。朝日を浴びて、それはキラキラと小さな光を放っていた。私はそれを初めて見た。

空気はとても澄み、音のない世界。そこで小さな光はしばらくの間煌めき、ゆっくりと家や木や、私たちの上に降り注いできた。それは非常に幻想的で言葉が出なかった。


ちょっと手を合わせたいような神秘さだった。こういうのに言葉が出ない程感動するというのは年を取ったからなのだろうか。

Tears

今日は朝から入試応援。

我が塾の生徒の激励をすませ・・・その後・・・

とても焦ったことが起こりました。

どうしようかと思いました。

詳しくは書けませんが。


ただ、

ご心配は要りません。

実はとても教師冥利につきることだったのです。